アサヒビール VS すかいらーく 見どころ


空の雲雀は銀の星を捕らえることが出来るか?

 EASTで唯一2連勝。ファイナル6にむけて、ばく進するシルバースターと初戦で東京三菱銀行と引き分けたものの、前節は雨中の川崎球場で日産プリンス東京を破り、この地区の「台風の目」となりつつあるすかいらーくが10月1日19時川崎球場で対戦する。

 シルバースターは今季も看板のオフェンスが好調だ。初戦の住友銀行戦で419ヤード、前節の東海銀行戦でも400ヤード、2試合総計で819ヤード・92点を荒稼ぎしている。
 エース金岡はもちろん、東野、明堂といった控えQBの好調がその原因と考えられる。2試合合計で49試投31成功532ヤードを叩き出しているばかりでなくインターセプトはゼロ。このことは裏を返せばWR陣の能力が高いことの証明にもなる。
 梶山・中尾・鈴木・友添らのお馴染みの面々に加え、カナダ帰りの今野、東海銀行から移籍の藤江、京大の日本一メンバーの杉本ら能力が高い新人たちが縦横無尽にフィールドを駆け巡る。

 この中で注目したいのはやはりQB東野。前節・東海銀行戦では17投11成功で135ヤード3TDを稼ぎ出し復調をアピール。すかいらーく戦でも出番があるかどうか。

 一方のすかいらーく。前節の日産プリンス東京戦では、相手のミスもあって雨中の激戦を制した。オフェンスはスイープ、パワーオフタックルといったプレーを中心にした典型的なストロングスタイル。これにタイミングのいいプレーアクションパスを効果的に決めてゆく。
 その中心選手として、日産プリンス東京戦でその能力を爆発させたのがRB加畑。特にオープンに強く、スピードにのったカットを切るのでディフェンスにとっては厄介な存在だ。
 QB遠藤も調子を上げてきている。この二人のラン・パス織り交ぜた攻撃はリズムにのるとズドン、ズドンとヤードを奪っていくので要注意だ。

 一方のディフェンスもLB水戸部を中心に徐々にではあるが上昇傾向にあるといっていい。しかし初戦、2戦とともにパスをあまり得意にしないチームを相手にしてきただけに、パス守備は未知数といわざるを得ない。

 シルバースター阿部監督自ら「要注意」としていたすかいらーく。しかし戦力からみて圧倒的にシルバースター有利の感は否めない。すかいらーくにしてみれば立ち上がりの悪いシルバースター相手に、前半から勝負を仕掛け、ペースを握るより他ないと思われる。
 ましてや前節の日産プリンス東京と違い、ミスが非常に少ないチームを相手にするということを覚悟せねばならない。

 しかしすかいらーくにとって見ればこの試合に勝てば単独首位に立つことになり、初のファイナル6進出がぐっと現実味を帯びてくるだけに、闘志を燃やしてくるに違いない。戦力以上の何かが発揮されるかもしれない。“すかいらーく”は大空に飛び立つことができるか?