東海銀行 VS 住友銀行 見どころ


中位進出を懸け、注目の銀行対決第2弾!

 強豪日産プリンス東京パルサーズとアサヒビールシルバースターに敗れ、まだ勝ち星のない東海銀行レッドウエイブと、シルバースターには完敗したものの、東京三菱銀行センチュリアンズ戦で、6年ぶりに1部での勝利を挙げた住友銀行スプリングス。
 EASTの中位進出を懸けた注目の銀行対決第2弾は10月5日午後1時から東京ドームで行われる。

 レッドウエイブのオフェンスはバランスのとれたQB小川、昨季のリーディングレシーバー道角を柱とした積極的なパスアタックを展開。ここまで2試合の計115プレーのうちパスが62プレーと、実に半分以上を占めている。
 獲得距離の上でも初戦のパルサーズ戦で159ヤード、シルバースター戦では175ヤードとまずまずの数字。インターセプトが2試合で4個とやや多いのが気に掛かるが、核になるランプレーを確立できれば得点力アップは十分に期待できる。

 一方のディフェンスは、常に相手に先行を許すという苦しい状況で2試合を終えた。パルサーズ、シルバースターともに攻撃力はリーグでも上位にランクされるチームが相手ではあったが、合わせて700ヤード近くを献上。主将DT稲田率いるフロント陣も、この3戦目が踏ん張りどころだろう。
 また、パルサーズ戦の第4QにCB小林(圭)のファンブルリターンTDで反撃のきっかけを作ったように、試合のモメンタムを握るにはディフェンスのビッグプレーが必要不可欠。守備がチャンスを作り、攻撃が確実に得点に結び付けるという理想的な流れに持ち込みたい。

 センチュリアンズのオフェンスは大塚と芝原の2枚QB体制で、序盤2試合はサウスポーの大塚が司令塔の大役を任された。基本は主将C山田、T寺山ら機動力あるOLが支えるランプレー。一発ロングゲインの脅威を秘めるTB笹川、力強い走りを見せるFB佐原とRB陣にも核となる人材がおり、ある程度計算が立つ。
 2試合で奪ったのは15点と、それほど爆発力があるわけではないので、いかに効果的にパスを織りまぜていくかが課題となる。

 ディフェンスはチーム随一のパワーを誇るDT栗原に、スピード派でフィンランド戦の日本代表にも選ばれた鈴木、万能型の内田というDEコンビをそろえるDLが中心となる。センチュリアンズ戦では粘り強い守備を披露。失点はパントブロックからの7点だけと、ディフェンスとしては“完封”ともいえる成果を残した。
 パスアタック主体のレッドウエイブに対してカギを握るのはCB高尾、SF小清水といったDB陣。目標とする「全員守備」でピンチを未然に防ぎたいところだろう。

 攻撃力ではややレッドウエイブに分がある。スプリングスはディフェンスが我慢を強いられる場面をうまくしのぐことができれば勝機も見えてくるはず。
 レッドウエイブが待望の今季初勝利を挙げるか、それともスプリングスが2勝目をもぎ取り終盤への弾みをつけるか。同業対決とあって、互いの意地とプライドがぶつかり合うことは必至だ。