フムフムカエル 暑い暑いと、残暑が厳しくってフーフー云ってたら、すっかり秋めいてしまった今日このごろ。 ちょっと辛口アメフト好きのかえるさん |
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■開幕!開幕! 8月の頃は、寒くって半ズボンをはけず、9月になって半ズボンをはいておりました。残暑厳しい。と過ごしていたらいきなり「秋」…。皆様いかがお過ごしでしょうか。 私はといいますと、すっかり夏バテしてしまいまして、いまだに油っこいものが食べられず、生きているのがやっとの状態であります。 こんなに暑かった9月。Xリーグも文字どおり、あつ〜く開幕しました! アメフトはもともと秋から冬がオンシーズンのゲームだよ、そう教えてくださった方がいらしたのですが、まあ寒いよりは暑い方がいいと自分に言い聞かせながら、等々力球場までいってきました! |
★☆残暑厳しい等々力球場☆★ |
◆初!とどろき | ||
かき氷がよく売れてました |
実は、関東でいままで行ったことのない会場が、ここ等々力球場でした。どんなトコかなー?と楽しみにして行ったですが、広くて緑も多く、とてもいい場所でした。 隣では野球やサッカーもやっていて、皆さんいい休日を過ごされている感じがとてもよかったです。この日は特別に暑かったから、噴水にパンツだけで入ってる子供もいたりして、憩いの広場って感じでしたね。 |
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この日は本当に暑くって、観客席も座ると座席が焼けて熱い!っていうくらいでしたが、お客さんはいっぱいいらしていて、声援を送っておりました。 かき氷がよく売れ(しかも200円と安い!)、応援するお客さんの中には上半身ハダカの人も…。(注:男の方です。) そのくらい暑かったのですが、選手の方々は肩パットの入った防具をつけて、ヘルメットをかぶって動くという、究極のサウナ状態。日頃から体を鍛えていないと大変です。 でもそんな心配は無用でした。 さすが!というような動きで、ゲームをすすめてましたね。 どちらかというと、普段から怠けている私の方が暑さでヘロヘロだったりして…。 暑い暑いと同じことを書いているようですが(しつこいですか?すみません。)、この日はホントーに暑かったので、チアリーダーさんのコスチュームが、うらやましいくらいでした。 いつもなら(冬場)寒いのにすごいなぁ…と、心配というか、逆に感心してしまうのですが、チアリーダーさんはチームの華。 暑くても涼しい顔で、冬場は寒くても笑顔で応援していますね。 チアリーダーさんのコスチュームはチームカラーなどで決まるようですが、他にはどういう基準で決めているのでしょうね。 「あ。このチーム、去年と違う!」って思うアナタは、マニアの一人でしょう(笑)。応援の振りつけや、音楽の選曲にもチームの特色があって、毎年みていて飽きないんですよね。 |
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暑い中、声援を送るたくさんのお客さん |
涼しそうだけれど、チアさんは大変 |
◆初心者的みどころ | |
どんなスポーツでも、とりあえずなにもわからなくても、点数が入る場面がわかればおもしろくなると思います。 アメフトでは、「タッチダウン」すれば点数が入りますから、この場面近くになると、俄然盛り上がります。 ご贔屓のチームが攻撃している場合なら、押せ押せーで盛り上がるというのは、割と想像できると思いますが、実はディフェンスチームが相手の攻撃をぴしゃり!と止めた時の方が盛り上がったりもします。 この辺りがアメフトの魅力じゃないかな…と、観戦歴数年の私などは思ったりもします。しかもこのタッチダウン寸前の場面って、ものすごいドラマがあったりするんですよ。 走っていれるか、パスでいれるか。 それだけでも攻め方が全然違うでしょう?だからもちろん、守る方もどちらでくるのか、どこにくるのか?その辺りの心理戦なんかもあって、わくわくする場面だったりするんですよね。 |
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これはオフェンスの勝利の場面 |
なんだかすごいことになってます! |
◆アメフト用語→初心者用語 | ||
ところで皆さん、英語はお得意でしょうか? 「どきっ!」とする人もいるでしょうし、「No problem♪」という人もいるかと思いますが、おそらくほとんどの方が、アメフト用語の前には降参するかとおもいます。 英語を得意とする人でもちょっとは躊躇するのでは…?と思うのですよね。 そこで私は、主なアメフト用語を全部「初心者用の言葉」に訳しちゃおうプロジェクトを立ちあげました!(実は意気込みはよかったのですが、これがかなり大変だということに、今頃になって気がついた私だった…) とりあえず、試合中にわからなかった語句を拾っておいて、それを解説するようにします。 なにしろアメフト用語はいっぱいあるので、初心者は「用語集」なんて見るだけでよく眠れちゃうと思うのですよ。 ゲーム中に出てきた用語は使われることが多いってわけでしょうから、初心者さんにはこれで充分♪と思ったのでした。(決して逃げてるわけではないです。はい。) できる限り絵つきで紹介していきたいと思っています。 過去のフムフムである程度簡単な言葉についてはご説明済みなので、ここで取り上げるのは、主に反則についてにします。 |
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●ホールディング 場内アナウンスでは「このくらいわかってるでしょう」ということでしょうか、この日は説明がまったくありませんでした。 以前にこのフムフムでも紹介しましたが、よく聞く言葉ですよね。 |
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審判さんポーズ 片方の腕をぎゅっと |
この「ホールディング」。簡単なようでいて、実はちょっと複雑なものでした。(私はつい最近まで勘違いしてた。) 起こる場面は、「ついつい相手の選手をつかんじゃった!」ということなのですが、その場合の状況がちょっと勘違いしやすいかも。 「攻撃側が守備側」をつかんじゃったり、ひっぱっちゃったり、ひっかけちゃったり…したという状況がほとんどなのですよね。 ここで、あれ?って思いませんか…? この解説だけだと、なんで攻撃側がつかむの?って不思議に思う初心者の方がいると思うのですよ。(少なくとも私は思った!) だって、守備側が相手をつかむならわかるけれど、攻撃側ですよ。おかしいなー?って普通は思うもの。 でも実はこれ、アメフトだからありえるんですよね。 |
ディフェンスさんを オフェンス側がつかんで妨害 |
攻撃している選手は、この場合ボールを持ってるクォーターバックやランニングバックの選手。で、オフェンスラインとかのブロックする選手は、その攻撃している選手を相手側から守ってるんですよ。 だからオフェンスを妨害しようとする相手側「ディフェンス」の選手から、味方が攻撃されないように、つかんじゃったりするわけです。(ややこしいけれどわかります?) つまり「攻撃側にいる防御の選手は相手を掴んじゃダメ!」ってわけなんですよね。 この他にも、ディフェンス側がボールを持っているランナーさん以外をタックルするとか、ボールが誰のものでもない時は、両チームとも相手を掴んではならない…、などがこの反則です。 ついやってしまいがちな反則ですが、これでなんと10ヤード(ファーストダウン1回分!)下がらされちゃうから、あなどれないものだったりします。 |
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●無資格レシーバーのダウンフィールドへの進入 アナウンスでは「無資格のレシーバーがダウンフィールドへ進入しました」…でした。 |
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審判さんポーズ 頭を右手でパンパン |
…。わからん。 これは、ほとんど日本語なんですけど、 そのまんまじゃわからんじゃないかー!と思ったのでご説明。 パンフレットとかの説明などには・・・ 正当なフォワードパス(前パス)が ニュートラルゾーンを越えた場合に、 パスが投げられる前にラインが前に出ていた場合。 と、書いてありますが、 これでも国語の弱い私はわからない…。とほほ。 |
黄色がニュートラルゾーン |
まずニュートラルゾーンってなに?と思いますよね。 これは、向かい合ってゲームスタートする前に、ボールの幅だけが自分の陣地でも敵の陣地でもない、いわば中立地帯になるところだそうです。(図の黄色い部分) そして、この反則がおきるにはいくつかの条件が重なることが必要になります。 まず攻撃がパスプレーであること。 で、そのパスがニュートラルゾーンを越えた場合に、パスが投げられるより先に、パスをキャッチ出来ない人(無資格レシーバー)が、自陣より前(ダウンフィールド)に出てた場合です。 じゃあ、誰がレシーバーになれないの?って、次に思いますよね。 いろいろあるらしいんですが、細かいことは観戦初心者向け講座なので省略させていただいて、、、(汗)。 基本的には、ボールを最初に持っているセンターさんと、その両隣2人づつ合わせて5人。「インテリアラインメン」(図のカエルさんと黒丸の人)と呼ばれるのですが、この人達はパスをキャッチできません。 |
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一般的な攻撃体形より (いろいろあるので) |
だからパスプレーの時は、パスが投げられるまで「センターさんを含んだ5人(無資格レシーバー)」の人などは「これから攻撃する相手の陣地(ダウンフィールド)」に「入って(進入)」はダメ!ということなのです。 どんな場合に起きやすいかというと、QBさんがパスプレーから突然走り出したとき(スクランブルですね)に、オフェンスラインの人とかが「あ。ランプレーに変更だ!」と思い、ダウンフィールドに入ってブロックをはじめます。 でもQBさんは最後までレシーバーを探しているので、投げちゃった! で、このような反則が発生することがあります。 これだけで元の位置から5ヤード下がります。これも大きいですよね。 カエルさんが攻撃のセンターさん。 センターさんと黒●の人は、パスの時にダウンフィールドに(青色と黄色の場所)に入っちゃダメ! |
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少し、わかっていただけたでしょうか? なおこの企画はあくまで観戦初心者向けの解説なので、ご説明が不十分でも、当局は一切関知を致しません。(笑) |
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あまり下に飛びついても反則があります |
「何人いるでしょう?」…ではありません |
暑い中ありがとうございましたー! |
■フムフムカエル先生が語る
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Photo&Text by NAOKO SUZUKI
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