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ホットラインWR#7長谷川は2TDを獲得 |
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様々なプレーを準備して果敢に挑んだアサヒプリテック攻撃陣 |
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WR#3永富は屈指のタレント能力を発揮 |
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QB#14河野も順調な仕上がりを見せた |
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XリーグWEST第3節の第2試合。10月1日からの社名変更でチーム名が変更されたパナソニック電工インパルスと、アサヒプリテックゴールデンファイターズが対戦した。
アサヒプリテックの攻撃から試合開始した第1Q。ランプレーで順調にダウン更新したアサヒプリテックだが、QB#11松本がパスを試みた際に、パナソニック電工のDB#12山田がインターセプト。そのまま左サイドオープンを43ヤード走り抜きTD、パナソニック電工が先制を決める。
さらに続くアサヒプリテックの攻撃を、パントに追い込み得た自陣30ヤードからの攻撃シリーズで、RB#20石野が、右サイドを68ヤードの独走TD。14−0と瞬く間に点差を広げていく。
対するアサヒプリテックのオフェンスは、トリッキーなプレーを繰り出し、パナソニック電工のディフェンスに隙を作ろうと果敢に攻めるが、「パナソニック電工の前では通用しなかった」(アサヒプリテック・井上監督)。
なんとか敵陣25ヤードまで侵入したものの、QB#11松本からのパスを、パナソニック電工のLB#10東にインターセプトされ、得点のチャンスを摘まれてしまう。
好調なディフェンスから引き受けたチャンスを、パナソニック電工は着実に得点に結びつける。
4thダウンパントに見せかけ、パントフォーメーションからWR#3永冨が飛び出し、アサヒプリテックのディフェンスを置き去りにしてTD。第1Qだけで21−0とする。
第2Qには、立て続けにQB高田からWR#7長谷川へのTDパスが通り追加点をあげる。だがその二度ともTFPキックを失敗。得点は33−0で、前半を終了。
後半、パナソニック電工はQBを#8高田から#14河野へとスイッチ。オフェンスを任されたQB河野は、自らTDを決めてチームに貢献する。しかしTFPのキックは、3回連続の失敗。
スペシャルチームの不調とは対照的に、好調なディフェンスは、アサヒプリテックの攻撃シリーズで、DL#56澗随が2度に渡るQBサックでファンブルを誘う。こぼれたボールをDL#13山中が、リカバーしてTD。
さらにオフェンスでは、RB#20石野がアサヒプリテックディフェンスを巧みに交わしながら、右サイドをエンドゾーンへ39ヤード走りぬけ、TDを決める。
第4Q。最後の攻撃シリーズでパナソニック電工は、QBを#18山村にスイッチ。QB#18山村は終了時間ぎりぎりまで粘り、試合残り時間1秒でWR#3永冨へ13ヤードのTDパスを通した。
パナソニック電工は60−0と、前節に続く大量点と完封で圧勝を収めた。
パナソニック電工の村上監督は、試合内容を振り返り「キックがちゃんと蹴れず、オフェンスには緊張感がないプレーもあった。今日はディフェンスが点を取ったようなもの」と厳しい。
リーグ戦、さらにその先を見据えるパナソニック電工としては、チームの仕上がりを徐々にあげていかなければならないが、「去年と比べ、あまり変化がない」と司令官は辛口評価。
一方、アサヒプリテックの井上監督は、「最後のTDくらいは抑えたかったが、抑えられなかった。今日の試合を、今後に生かしていくことが大事。パナソニック電工と対戦して、いい勉強になった」と振り返った。
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