|
先制TDを決めたアサヒ飲料RB#21林 |
|
|
QB#3有馬は13-8で98ヤード獲得と好調 |
|
|
激しいタックルを受けるQB#4佐藤 |
|
|
RB#36池上は11回58ヤードで2TDを獲得 |
|
|
アサヒ飲料チャレンジャーズとアサヒプリテックゴールデンファイターズという戦力にかなり差のある対戦は、その差がはっきりと出された試合展開を見せた。
アサヒ飲料の第1シリーズは自陣29ヤードからオフェンスを開始。QB#3有馬からWR#1桃澤へのパス、RB#21林の左オープンのラン、そしてWR#11田原のリバースプレーで敵陣まで攻め込む。
ここからRB#2古谷が14ヤードのラン、QB有馬の24ヤードのロールキーププレーで立て続けにダウン更新を奪うと、最後はRB#21林が8ヤードを走り抜けTD。先制点を奪った。
アサヒ飲料は続く自陣29ヤードからのシリーズでも、RB#2古谷のランやQB#3有馬のパスなどで、一気にゴール前20ヤードまで迫った。しかしここでアサヒプリテックも粘り強いディフェンスを見せ、最後はK#17山岡が33ヤードのFGを決め、10−0とリードを広げる。
第2Qに入ってからも、敵陣39ヤードでQB#3有馬からTE#89瀧本へのパス、RB#36池上のランで、3rdダウン1。RB#2古谷がダウン更新を奪いにいったオフタックル付近へのランがそのまま抜けだし、30ヤードを独走してTDを奪う。
前半終了間際にも自陣43ヤードからRB#36池上のラン、QB#3有馬がWR#11田原、#84大庭へ連続パスを決め、敵陣31ヤード。RB#2古谷が走りゴール前14ヤードと迫ると、最後はRB#36池上がオフタックル付近を走り抜けTD。24−0と、前半で勝負を決定づけてしまった。
「点差がつけば控え選手を試合に出す」と決めていたアサヒ飲料は、後半、積極的に選手を入れ替えた。
QBにはベテランの#8田中(重)を起用。そのQB#8田中(重)は、自陣14ヤードからのオフェンスをしっかりボールコントロールし、ロングドライブでTDを奪う。
また3人目のQB#19幸田も交替出場。味方のホールディングやWRのミスに苦しめられながらも、2シリーズをしっかりと指揮し、存在感をアピールした。
対するアサヒプリテックは、ランでマイナス5ヤード、パスでも57ヤードを奪うに止まり、全くいいところなし。最後まで見せ場がないまま試合を終えてしまった。
アサヒ飲料の藤本ヘッドコーチは「今日の収穫は多くの選手を試合に出せたこと。試合に出て実力がわかることもあるので、今後のコーチ側が指導する材料が出来た。あとはパントボールの処理が課題。うちはボールコントロールして得点するチームだけに、パントリターンで(陣地を)挽回できなければ苦しくなる」と、大勝の中にも反省点を見いだしていた。
一方、アサヒプリテックの井上監督は「今日は何も言うことなし。プレーが前に進まないことには、点も取れずどうしようもない」と完全にお手上げの様子だった。
|