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第1クオーター開始早々、アサヒビール・高橋(中央)が走り込み先制のタッチダウンを決める |
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第1クオーター、相手陣内に攻め込む富士ゼロックス・前川(右) |
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第3クオーター、相手ディフェンスをかわし攻め込む富士ゼロックス・帆足(上) |
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第4クオーター、アサヒビール・三原(中央)が相手ディフェンスをかわしファーストダウンを奪う |
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パールボウルトーナメント初戦、豪雨の中での試合となったIBM戦で38-0と完封負けを喫しこの試合での得点を期待したい富士ゼロックスミネルバAFCと、今期初めての試合となるアサヒビールシルバースターとの試合が曇天の川崎球場にて行われた。
試合はアサヒビール戸倉のキックオフで開始。富士ゼロックス26ヤードからのファーストプレイ、QB帆足からのパスをレシーバーがチップし浮いたところをアサヒビールLB柏木がパスインターセプトし攻撃権を奪取した。アサヒビール先発QB三原は残り11ヤードをRB花房のランで攻撃、続いてWR高橋が中央を突く7ヤードランで開始早々のタッチダウンを決めた。PATも成功しアサヒビールは開始1分も経たずして7点を先制する。
対する富士ゼロックスは3回の攻撃ではファーストダウンを奪えず、K山口が蹴るパントはアウトオブバーンズとなりアサヒビールに自陣41ヤードからの攻撃権を与える。QB三原は小気味良くパスとランで攻撃をすすめ残り30ヤード、スナップされたボールを一旦はその手からこぼすも冷静にすくいあげてWR山田へのタッチダウンパスが成功。アサヒビールは14-0と点差を広げる。
防戦一方の富士ゼロックス、自陣29ヤードから攻撃を再開するがQB帆足からのパスをアサヒビールLB玉井がまたもやパスインターセプト。続いてRB花房が残り22ヤードからエンドゾーン左隅に走り込みタッチダウン。第1Qでアサヒビールは21-0と大きく富士ゼロックスに差をつけた。
第2Qに入るとアサヒビールは反則での罰退や富士ゼロックスLB田村のQBサックが決まるなど前進することができなくなる。
ここで何とか反撃のきっかけを作りたいQB帆足はRB力・WR成島を使う攻撃などで敵陣11ヤードまで攻め込む。前半ラスト1プレイに今期初得点を狙いQB帆足自らエンドゾーン右隅に走り込むもわずか2ヤード届かず富士ゼロックスは無得点のまま前半終了。
後半アサヒビールはQBを東野に変更。RB花房のタッチダウンランで点差を広げた後、WR橋詰への44ヤードパスが成功し大きく前進した後、再びRB花房のこの日2つめのタッチダウンランで35-0とする。続いてアサヒビールLB細井が富士ゼロックスのファンブルをリカバーしエンドゾーンに転げ込むタッチダウンで42-0。富士ゼロックスはアサヒビールディフェンスの激しいタックルに合い反撃の芽も摘まれてしまった。QB東野から新人WR新垣への11ヤードダッチダウンパスも成功し3Qを終えて49-0とする。
第4Q再びフィールドに登場したアサヒビールQB三原はWR秋山へのパスなどでエンドゾーンまで残り1ヤードまで前進するが、富士ゼロックスディフェンスの粘りにエンドゾーンを阻まれこの日初めてのフィールドゴールトライに。K山口がゴールを狙うもはずれ攻撃権は富士ゼロックスに移る。直後のプレイQB帆足が自陣20ヤードから投げたボールをアサヒビールDB鈴木がこの日チーム3つめとなるパスインターセプト。アサヒビールQB三原からWR橋詰への14ヤードタッチダウンパスも決まり56-0と追加点獲得。富士ゼロックスはQB帆足自らのランで前進しようとするも隙を与えられぬまま攻撃権を渡し、残り32秒にアサヒビール新人WR新垣がこの日2つ目のタッチダウンを決めファイナルスコア63-0と富士ゼロックスを圧倒し試合終了となった。
勝利したアサヒビールはCブロック1位通過を賭け5月16日(土)にIBM戦に挑む。
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