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先制TDパスを決めた先発QB#10安斎 |
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WRからコンバートされたQB#19木川田 |
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QB#11木下の独走TDで突き放す |
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WR#88中村へのTDパスでダメ押し |
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内外電機マーヴィーズとアドバ名古屋サイクロンズの第55回グリーンボウルトーナメント1回戦。昨年までのエース格であったRB土手下、長坂の引退で、RB陣の再建色が濃厚な内外電機のオフェンスから試合が始まった。
内外電機の先発QB#10安斎は、RB#20山上、#35山本、#5小田、#28瀬川といったバックス陣を起用しながらランオフェンスをコントロール。何度かダウン更新はするものの、敵陣へ進入するに至らない。
「器用な選手なので上手く活かしていきたい」と、谷川監督がWRからQBへとコンバートしたアドバ名古屋のQB#19木川田。内外電機ディフェンス陣の激しいラッシュを受けながらも果敢に攻め込むが、ダウン更新もままならない状況が続く。
互いに得点のきっかけが掴めないまま迎えた第2Q中盤。内外電機の自陣27ヤードからのオフェンスで、QB#10安斎からWR#7中川へのスクリーンパスが決まり、中川がそのまま73ヤードを独走してTD。内外電機が先制に成功する。(TFPキック成功)
さらに内外電機は次の自陣41ヤードからのシリーズで、交替出場のQB#11木下が、得意のオプションキープから独走。59ヤードを走りきってTDを奪い、前半を14-0とリードして折り返す。(TFPキック成功)
後半開始早々の内外電機。パスインターセプトから敵陣31ヤードと、いいフィールドポジションを手にするが、ここは4thダウンギャンブル失敗に終わる。
しかしそのまま相手の攻撃を抑え込むと、続く敵陣39ヤードからのオフェンスシリーズで、QB#11木下からエンドゾーンに走り込んだWR#88中村へのTDパスが一発で決まり、21−0とアドバ名古屋をさらに突き放した。(TFPキック成功)
ここまでオフェンスを抑え込まれていたアドバ名古屋だが、RB#33森川のランを軸に反撃開始。QB#19木川田からWR#17岡野、#96廣田らへのパスなどでダウンを更新し、敵陣に攻め入るが、あとひとつ決め手に欠き、パントに追い込まれてしまう。
最終Qには、内外電機も自陣4ヤードからQB#11木下のキープ、RB#35山本のランなどでダウン更新を重ね、ゴール前25ヤードまでのロングドライブを見せるが、最後はFG失敗で終わり、追加点には至らない。
結局、このまま試合終了となり、内外電機が次の戦いへと駒を進めた。
内外電機の武田HCは「一発プレーの得点ばかりだった。もう少しボールコントロールをしたかった」と試合を振り返った。次はアサヒ飲料との対戦となるが、「攻撃はシンプルなプレー、ディフェンスで勝負したい」と気を吐いた。
「感触は良かった」とアドバ名古屋の谷川監督。なによりも「QBがいい経験をして、目処が立ったのが大きい」と、上位との対戦に果敢に挑んだ新QBの木川田を高く評価した。
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