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QB#18佐藤は62%のパス成功率で1TD |
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ベテランQB#15丸山が反撃の流れを造る |
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QB#11田中も70%のパス成功率で貢献 |
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RB#23金城が決勝のTDを決めた |
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開幕から2戦連続し黒星を喫しているエレコム神戸ファイニーズとアズワンブラックイーグルスが対戦。2ndステージで上位リーグへ進出するためにはこれ以上負けられない両チームだけに、こちらも白熱した試合が展開された。
試合は前半、アズワン、エレコム神戸ともに決め手に欠く。
特にエレコム神戸は第2Qに24ヤードと32ヤードのFGトライでK#80松岡(隼)が蹴ったボールをブロックされ失敗に終わるなど、両チームが得点できないまま前半を終えた。
後半は、前半のムードが一変する。まずアズワンのキックオフしたボールを、エレコム神戸のKR#19佐藤(哲)がブロックをうまく活かして89ヤード独走しTD。
リズムに乗ったエレコム神戸は、次のシリーズでも自陣20ヤードからのオフェンスで、先発QB#18佐藤(正)に代えて、QB#11田中を起用。田中は要所でパスを決め敵陣29ヤードまで攻め込んだ。
ここからQB田中が自ら走って前進すると、RB#30佐伯のランでさらに前進。最後はWR#80松岡(隼)へのパスが決まり、14−0とリードを広げた。
対するアズワンもスタートQB#8奥野に代え、#15丸山を起用する。自陣30ヤードからRB#2渡辺のリバースプレーで前進すると、WR#3中尾への59ヤードロングパスでのTDを決め、7点を返した。
このまま勢いに乗りたいアズワンだが、QB丸山がファンブル、エレコム神戸にゴール前29ヤードからの攻撃権を与えてしまう。
このチャンスにエレコム神戸は、RB#99上條のランでゴール前17ヤードとすると、最後はQB佐藤(正)からWR#87藤村へのパスが決まり、21−7とリードを広げた。
直後のシリーズで、アズワンはQB丸山がWR中尾、#4池田、RB渡辺へのパスを決めるなどし、ゴール前14ヤードまで迫ると、最後はQB丸山が14ヤードを走りTD。14−21と詰め寄る。
対するエレコム神戸もRB佐伯のラン、QB佐藤(正)からWR松岡(隼)へのパスで、ゴール前1ヤードとすると、RB#23金城がオプションのピッチを受けTD、28−14とリードを広げた。
粘るアズワンは、直後のオフェンスでドライブに成功。敵陣20ヤードから4thダウン5ヤードの攻撃でも、QB奥野がWR#83要にパスを決めるなどし、最後もQB奥野がRB渡辺へTDパス。21−28と追い上げる。
さらに続くキックオフでオンサイドキックに成功。残り時間21秒で自陣46ヤードからの攻撃権を得たが、QB奥野、丸山の投じたパスが決まることなく、試合は終了した。
エレコム神戸・米村ヘッドコーチは「キックオフリターンは用意してきたのでTD出来て良かった。直後にオフェンスでもTD出来たのでベンチのモチベーションが上がった。ただ、セーフティーリードになって油断してしまったので自滅した」と厳しい表情で話す。
一方、アズワン・義政監督は「(敗因は)前半が全て。後半にあれだけ出来ても難しい。ただ、後半に追い上げを見せられたことで、選手たちは次に向かって自信をもってくれていたら有難い」と、試合を振り返っていた。
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