日没と共に冷たい風がフィールドに吹き付ける中、熱い男達の戦いが繰り広げられた。
X2East第５節　東京電力vsSonyの戦い。Sonyは勝てばEast1位が確定する大一番。
１Ｑ
東京電力#81笠原のキックで試合開始。
Sony#33上窪がボールをキャッチ。一気に43ydリターンし東電陣44ydから攻撃開始。
最初のプレーはワイルドキャットから#33のダイレクトスナップで奇襲をかけるが、
東京電力の好守に阻まれ前進できず。その後もダウンを更新できずパントを選択。
攻撃権は東京電力へ。東京電力もファーストプレーに奇襲をかける。
#81笠原のリバースプレー。15ydの前進。ここからテンポ良く前進するがSonyも冷静に対処。
東京電力はやむなくパントを選択。ここでドラマが起きた。
東京電力のパントスナップをSony#1浅野の鋭いフォースでボールをリカバー。
これを#5が一気にエンドゾーンへ。Sonyが先制TDを奪った。
勢いに乗ったSonyはそのまま2ポイントコンバージョンを成功。８−０とした。
その後はお互い拮抗したまま２Ｑへ。
Sony#15水口、#19関口へのパスでテンポ良く前進、その勢いのまま
#9小田の放ったパスがまさかの東京電力#17関にインターセプトされターンオーバー。
東京電力はこのチャンスに#31立花のランを軸に時間をうまく使いながらSony陣13ydまで
攻め込むもタッチダウンが奪えずFGに。８−３とした。
東京電力のキックで試合再開。FG成功もつかの間、Sony#33上窪のキックオフリターンで
85ydを走り抜けられまさかのTD。キックも成功し、１５−３とリードが広がった。
後半に入り東京電力の攻撃から始まった。
反撃したい東京電力は我慢の攻撃が続く、一方Sonyはパントで自陣5ydからの不利な場面から
ラン・パス織り交ぜた攻撃で徐々に前進。ファーストダウン５回更新、7:37にも及ぶ攻撃。
#33上窪の1ydランでフィニッシュした。キックも成功し２２−３。
４Ｑに入り、東京電力の#31立花、#13田邊のランで着実にゲインし、Sony陣10ydまで攻めるも
この10yd壁がものすごく厚く感じるほどSonyのディフェンスが粘った。
勝負をかけた4thダウンギャンブルも#5のQBサックでターンオーバー。
Sonyの粘りの前に東京電力最後の一手が決められない。
その後Sonyは時間を使いながら攻撃を展開。最後まで攻撃の手をゆるめず、
最後は#32鈴木のランでタッチダウン。２９−３と大きくリードを広げた。
一矢報いたい東京電力はパスオフェンスを展開するもSonyの守りに阻まれ、
狙った4thダウンギャンブルも#13にインターセプトされ万事休す。
ファイナルスコア２９−３でSonyの勝利。
勝利と同時にSonyのX2Eastの1位が確定した。

両チームとも点差ほどの実力差はなかったと思う。
ピンチを確実に守り、チャンスを確実にモノにしたSonyの試合巧者ぶりが勝利を分けた。