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QB#15小林を軸に先制するアドバ名古屋 |
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KR#31坂本のリターンTDが流れを変える |
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WR#83要への連続パスでダウン更新 |
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アズワンQB#8奥野が自ら走ってTD |
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前節に1勝目を挙げムードも良くなってきたアズワンブラックイーグルスと、Xリーグでなんとか念願の白星を獲得したいアドバ名古屋サイクロンズの戦い。
試合開始早々からアドバ名古屋の気合いの入ったオフェンスが展開される。
自陣43ヤードからのファーストシリーズは、QB#15小林のランを軸に連続ダウン更新。敵陣30ヤードまで前進したところで4thダウンギャンブルを敢行。これは失敗に終わるものの、次のアズワンオフェンスをDL#99高田、#55滝田らの活躍で食い止めると、続くシリーズでQB小林が相手ディフェンスをすり抜けて75ヤードの独走TD。アドバ名古屋が先制に成功する。
さらにアズワンオフェンスを抑え込んで、敵陣39ヤードから始まったオフェンスシリーズ。Qタイムを挟んでRB#29田中、#33森川らのランを中心に陣地を進め、最後はRB田中がオフタックル付近を走りTD。14-0とアドバ名古屋が追加点を重ねる。
アズワンも反撃を開始。敵陣43ヤードからのオフェンスをRB#24朴木のランでダウン更新すると、ゴール前26ヤードからQB#8奥野がQBドローから独走TD。7-14と追い上げる。
しかしこの日のアドバ名古屋は譲らない。50ヤード付近からのオフェンス。RB#31村田、森川のラン、WR#11河田へのパスでエンドゾーンへと迫ると、RB森川が25ヤードを走ってTD。21-7と点差を広げる。
だがここで、アドバ名古屋のキックオフをアズワンKR#31坂本が85ヤードのリターンTDを決めて14-21とする。
「今日はアレが一番大きかった」とアズワンの義政監督が微笑み、アドバ名古屋の谷川監督が「キックカバーをきちんとアジャスト出来なかった」と悔しがったシーンだ。
前半はこの点差で折り返すものの、あきらかにこのプレーをきっかけとしてアズワンが息を吹き返す。
アズワン、後半2回目のオフェンスシリーズ。相手の反則で50ヤード付近まで進んだところで、QB奥野からWR#22藤縄へのパスでダウン更新。ランプレーを一つ挟んだ次のプレーで、QB奥野がエンドゾーン付近に浮かせたパスを投じると、WR藤縄が相手ディフェンスと競り合って好捕し、TD。21-21と試合を振り出しに戻した。
ようやくエンジンのかかったアズワン。次のオフェンスシリーズも、QB奥野からWR#83要へのパスで連続ダウン更新。4Qに入って、ゴール前22ヤードからQB奥野が自ら駆け込んでTD。28-21とアズワンがついに逆転する。
さらに試合終了間際にも、アズワンDB#4福原が、インターセプトからそのままリターンTDを決めてダメ押し。試合に決着をつけた。
「最終戦と云うことで相手の思い切りも良く、ツボにハメられた感じ。しかしオフェンスが落ち着いて、じっくりと攻めて挽回してくれた」と、逆転勝利にホッとした表情のアズワン・義政監督。「シーズン後半は調子があがってきたが波がある。もっと強いチームになるためには、この辺を改善していきたい」と、来季に向けての課題を語った。
一方、前半は優位に進めながらも逆転負けを喫し、入替戦出場が決定したアドバ名古屋の谷川監督は「前半はプラン通り、というか出来すぎ。でも、いいゲームをしても負けていては意味がない」と、さすがに悔しそう。「Xリーグで1シーズン過ごして手応えはあった。今日の前半のような調子で入替戦は必ず勝って、来季も頑張りたい」と、最後のプレーオフに備える。
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