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第1クォーター、ディフェンスをかわし攻め込む富士通・米山(右) |
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第3クォーター開始早々、オンワード・杉原(右)がキックオフリターンタッチダウンを決める |
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第3クォーター5分、タッチダウンを決めガッツポーズのオンワード・菅原(中央) |
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第4クォーター、富士通・森本(中央)が相手ディフェンスをかわしファーストダウンを奪う |
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ゲーム解説 富士通フロンティアーズ 対 オンワードオークス
富士通フロンティアーズとオンワードオークスの全勝対決、この試合に勝ったチームがイーストディビジョン優勝となるため、白熱した好ゲームが期待された。
試合はオンワードのキックオフで開始。富士通の最初のシリーズは1stダウン更新出来ずにパントとなる。対するオンワードの攻撃は#4菅原がスタートQBとして登場するが、2プレー目には#10小島へ交代。すると小島はいきなり自らのランで40ヤードのゲインを奪いゴール前へボールを運ぶ。その後は富士通ディフェンスの厚い壁に阻まれTDならず、FGで3点を先制する【富0−3オ】。
富士通は続く攻撃もランプレーで様子を見るが、1stダウン更新には至らずパント。このパントをオンワード#20杉原が73ヤードリターンし、敵陣10ヤードからの攻撃権を手に入れる。しかしここもDB#26植木、LB#99中里らの激しいタックルで富士通はエンドゾーンを死守し、オンワード攻撃をFGに抑える【富0−6オ】。
富士通は3シリーズ目に入るとQBを#18出原、#19吉田を交互に投入、要所でWR#4松林へのロングパスを成功させる。このチャンスにRB#20森本が1ヤードのTDラン。PATも成功し【富7−6オ】と逆転する。
オンワードも第2Q中盤にDB#21堀のインターセプトで得たチャンスを、15プレーを使いRB#2宮幸のTDへとつなげる【富7−13オ】。前半はこのままオンワードのリードで終了となる。
後半は富士通のキックオフで開始。ここでオンワードの#20杉原がリターンTD。PATも成功し【富7−20オ】 となる。
オンワードは次の攻撃でもTDを追加し、【富7−27オ】と一時は20点まで差を広げる。これで試合の大勢が決まったかと思われたが、富士通はここから怒涛の反撃を開始する。
自陣36ヤードからの攻撃シリーズ、この試合大活躍のWR#80米山へ12プレー中4回のパスを成功させTDを返す【富14−27オ】。更に第4Q中盤、ディフェンスの踏ん張りで再び攻撃権を取り戻すと、#20森本のランを軸に相手陣18ヤードまで進攻する。最後はWR#4松林へのTDパスが通り【富21−27オ】と6点差まで詰め寄る。
再度引き離したいオンワード、ランプレーで時間を消費しながら着実に1stダウンを更新していく。最後は#10小島がエンドゾーンへ飛び込みTDを追加、【富21−34オ】とし試合時間は残り2:21となった。
富士通は逆転を信じ2ミニッツオフェンスを展開。#80米山、#88河瀬らWR陣へ辛抱強くパスを通し、森本の1ヤードランで【富28−34オ】と再び6点差に迫る。しかし、この時点で残り時間は16秒、最後のオンサイドキックをオンワードが押さえ万事休す。
ファイナルスコア34−27でオンワードが激戦を制し、イーストディビジョン優勝を飾った。
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