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出足好調の松下電工エースQB#8高田 |
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セカンドエフォートが冴えるWR#86野口の50ヤードTD |
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QB#8奥野が指揮するアズワンオフェンス |
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絶好調のWR#7長谷川は6回106ヤード1TDを記録 |
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XリーグWEST第1節の最終戦は、Xリーグ連覇を目指す松下電工インパルスと、アズワンブラックイーグルスが対戦した。
秋序盤はスロースターターな松下電工だが、この日は立ち上がりからアクセル全開のオフェンスを展開する。
自陣45ヤードからのファーストシリーズ。先発QB#8高田がWR#2霊山へいきなりのロングパスを決めて、敵陣18ヤード。ここからRB#1小林、#20石野のランでダウンを更新すると、ゴール前4ヤードからWR#2霊山にTDパスがヒット。開始1分50分、5プレーで先制する。
続く自陣30ヤードからのオフェンスも、RB#30松田へのパスで50ヤード付近まで前進したあと、WR#86野口に50ヤードのTDパスを一発で決めて14−0。さらに第3シリーズでも、味方のパスインターフェアーの反則で3rdダウンロングとなった場面から、WR#7長谷川へのロングパスで一気に挽回。最後もWR#7長谷川へのTDパスをあっさり決め、1Qで21−0と、一気に得点を重ねる。
2Qになっても松下電工の勢いは止まらない。自陣43ヤードからのオフェンス。RB#11武田、#20石野のランでゴール前25ヤードへと攻め込むと、QB#8高田からWR#86野口へパス。野口はタックルを受けながらもこれを外し、エンドゾーンへ駆け込んでTD。
その次のシリーズでも、WR#7長谷川の場内からどよめきがあがるワンハンドスーパーキャッチなどでダウン更新を重ね、ゴール前からRB#11武田が走ってTD。前半で35点を稼ぎだす。
QB奥野が操るアズワンオフェンスも、RB#31坂本のラン、WR#83要へのパスなどで、何度かダウンを更新するものの、ドライブが続かず前半を無得点に終わる。
後半、松下電工はQBを#14河野にスイッチ。この2プレー目でRB#11武田の74ヤード独走TDが飛び出し、松下電工がさらに追加点を奪う。
しかしアズワンも諦めない。自陣18ヤードからRB#44鈴木のランを軸に連続ダウン更新すると、QB#8奥野からWR#83要へのロングパスが成功、一気に敵陣19ヤードへと攻め込む。
TDには至らなかったものの、K#1中西がFGをしっかり決めて、一矢報いる。
しかしアズワンの反撃もここまでだった。この後は松下電工が、RB#20石野の61ヤード独走TD、QB#14河野が自ら32ヤード独走TD、と得点を重ねる。
結局、ファイナルスコア56−3で、松下電工が大事な初戦を圧勝で飾った。
松下電工の村上監督は「前半は思惑通りの攻撃が出来たので合格点。特に長谷川の調子が良かった」と、いつもは辛口の司令官もまずまずといった表情。今年は、地元・京セラドーム大阪でのジャパンXボウルが待っている。「前回(06年)ウチは出られなかったから、ドームでやってみたい。そのためにもリーグ戦で良い試合をしていかないと」と、連覇への道のりはこれからだ。
アズワンの義政監督は「キッチリやられた。相手は強くて、早い。しかし今年はベンチがめげることなく、なんとかしようと最後まで声が良く出ていた。今後が楽しみ」と、次節からの戦いに期待を寄せた。
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