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QB#8奥野の速攻が決まってアズワンが先制 |
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QB#3有馬のロングパス成功で反撃開始 |
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試合の流れを決定づけたPR#21林の58ヤードパントリターンTD |
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大型ラインに支えられたアサヒ飲料のランアタック |
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藤本新ヘッドコーチ体制のもと、白星発進を果たしたアサヒ飲料チャレンジャーズと、前節は松下電工に大量リードを奪われながらも、最後まで士気の衰えなかったアズワンブラックイーグルスが対戦した。
立ち上がりアズワンの速攻が決まる。
先発QB#8奥野からRB#31坂本へのパスでダウンを更新すると、QB#8奥野がキーププレーでロングゲインを奪い、一気にゴール前12ヤード。ここからも奥野のキープで中央を破ってTD。アズワンが先制に成功する。
アサヒ飲料はQB#3有馬のパスがいまひとつ決まらない。RB#21林、#15藤山、#28杉山らのランで、ダウン更新をするものの、ドライブが続かない。
対するアズワンも、QB#8奥野とRB#31坂本のプレーを軸に前進を試みるが、先制を許したアサヒ飲料ディフェンス陣も踏ん張りを見せる。
2Qの5分過ぎ、QB#3有馬からWR#1桃澤への34ヤードパス成功をきっかけに、アサヒ飲料が攻勢をかける。
敵陣に入って、RB#28杉山のラン、TE#85大木へのパスなどで、ゴール前4ヤードとすると、最後はRB#21林が中央の密集を突破してTD。7−7の同点で前半を折り返す。
後半は互いに点の取り合いでスタート。後半開始のキックオフリターンでアサヒ飲料のKR#2古谷が53ヤードのビッグリターン。アサヒ飲料がいきなりのチャンスを迎える。
ここからRB#28杉山のランでゴール前23ヤードに迫ると、ふたたびRB#21林がエンドゾーンへ駆け抜けTD。14−7とアサヒ飲料がリードを奪う。
アズワンQB#8奥野も好調。自陣20ヤードからのオフェンスで、アサヒ飲料の反則によりダウンを更新すると、QB#8奥野自らの52ヤード独走TDランが飛び出し、14−14。ゲームを振り出しに戻した。
だがQB#3有馬も意地を見せる。続いてのシリーズ、WR#1桃澤へのロングパスで敵陣にはいると、WR#88植松へTDパスがヒット。アサヒ飲料が再びリードする。
その後、互いにパントとなり展開が落ちつくかに見えたその矢先。
「キッキングゲームは警戒していたがやられた。強いチームはここ、と言うところで決めてくる」とアズワンの義政監督が語り、「今日は林の活躍が大きい」とアサヒ飲料の藤本HCが振り返るプレー。
アズワンのパントのボールがワンバウンドしたところで、PRに入った#21林が走りながらキャッチ。そのままぐんぐん加速して58ヤードを走りきって、3Q3本目のTD。これで試合の趨勢を決めた。
その後4Qにも、ゴール前からQB#3有馬の豪快なダイビングで、ダメ押しTDを奪ったアサヒ飲料が、35−14でアズワンを下した。
「こういうゲーム展開は覚悟していた」とアサヒ飲料の藤本HC。「パスの精度が課題だが、ウチはランが出ないと負ける。RBの3本柱(杉山、林、藤山)は、良くやっている」と、大事なところで流れを作ったRB陣を高く評価した。
一方、アズワンの義政監督は「気持ちは良く集中していたが、最後は少しバテていたようだ」と、中盤まで肉薄していただけに悔しさをにじませる。「とにかく早く1勝しないと」と、次節のSRC神戸戦の必勝を誓った。
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