第３２回パールボウルＣブロックの初戦、ＩＢＭ対オール東京ガスの試合が大井第二球技場にて行われた。
小雨のちらつく中での試合は、点の取り合いとなったが、オール東京ガスが一歩及ばすＩＢＭの勝利となった。

第１Ｑ、ロングゲインはないものの、じりじりと攻め続けたＩＢＭが＃２片岡のランで先制ＴＤを獲得。
続くオール東京ガスの攻撃は攻めきれずに２５ｙｄからフィールドゴール。
＃８５鈴木が確実に決め３点をかえす。
第２Ｑ、両チームともに我慢の時間となる。
残り４分となったところでオール東京ガスに追加点のチャンスが訪れるが、＃８５鈴木のキックがわずかに左にそれてフィールドゴール失敗に終わる。
そろそろ追加点を挙げたいＩＢＭ。＃１５岡村から＃１７小川へ３６ｙｄのロングパスが成功。
パス攻撃でエンドゾーンへ攻め込んでいき、最後は＃１５岡村から＃８３イアンサンプルへ１１ｙｄのパスが成功しＴＤ。
前半を１４−３で終える。

第３Ｑ、キックオフで深い所へ蹴り込まれたものの、オール東京ガス＃３３桜井が快走し２９ｙｄのリターンをみせる。
そのままリズムを掴み取りベテラン＃１５吉川のランや今シーズンより移籍してきた＃１２田から＃１１鈴木への４０ｙｄパスが成功。
一気にレッドゾーンへ突入し、残り１ｙｄを＃１２田の中央のランでＴＤ。
１０−１４とオール東京ガスが追いかける。
ＩＢＭの攻撃も不発に終わり、このままオール東京ガスが勢いに乗るかと思えたが、ＩＢＭ＃９０小山のＱＢサックが炸裂し、オール東京ガスの攻撃も止められてしまう。
第３Ｑ残り３分。ＩＢＭ＃１５岡村から＃８３イアンサンプルへ２８ｙｄパス、＃１８高木へ２０ｙｄパスが連続して決まる。
しっかりとチャンスをものにし、＃１５岡村のランでＴＤ。
このままどんどん突き放されていくのかと思われたが、再びオール東京ガス＃２５田尻が５２ｙｄのビッグリターンをみせる。

第４Ｑ、オール東京ガスの攻撃が続く。
ＩＢＭの罰退も含め敵陣の深い所まで攻め込むものの今一つ決定打にかけ、三度目のフィールドゴールを選択。
オール東京ガス＃８５鈴木が今度はしっかりと決め、１３−２１と３点を返す。
続くキックオフではＩＢＭ＃８３イアンサンプルが７１ｙｄのビッグリターン。
このまま追加点を許してしまうのかと思わせたが、ＩＢＭ＃１０柴田がエンドゾーン内へ向かって投げたパスをオール東京ガス＃５鈴木がインターセプト。
なんとかＴＤを決めて８点差を詰めたいオール東京ガスだったが、度重なるペナルティによる罰退などでほとんど攻められないままパントになる。
ＩＢＭがランとパスを交互に使い分け６５ｙｄを攻め切り、＃２４中野のランでＴＤ。
３６−１４と差を広げる。
このまま試合終了かに見えた残り３分。オール東京ガスが最後に意地をみせる。
＃８０千葉への２本のパス、＃１４室田のランで次々とファーストダウンを更新する。
最後は＃１４室田の１３ｙｄランでＴＤ。
最終スコア２８−１９でＩＢＭの勝利となる。