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第1クォーター9分、オール東京ガス・桜井が走り込みタッチダウンを決める |
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第1クォーター、相手陣内に攻め込む・オンワード・大谷 |
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第2クォーター、パスをインターセプトするオール東京ガス・鈴木覚(中央) |
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第3クォーター11分、オンワード・菅原が杉原(左)にパスを出しタッチダウンを決める |
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ゴールデンウィークも終盤にさしかかった子供の日、今季よりチーム名を変更した両チームの対戦は、薄曇りの天気の中オンワードのキックオフで試合が開始された。
東京ガスの最初のシリーズはQB#14室田がRB#15吉川のラン、WR#83崎谷へのパスを成功させながら前進するが、反則による罰退やオンワードDE#94矢部によるパスカット、QBサックで手詰まりとなりパントを蹴る。
対するオンワードはQB#13冨澤が先発、RB#20杉原、#31杉澤らのランを軸にバランスよく攻撃を展開し、64ヤードを10プレーでドライブしTDを奪う(TFPは失敗)。オンワード攻撃陣の安定した試合運びに一方的な展開になるかと思われたが、次のキックオフリターンでオール東京ガスにビッグプレーが生まれる。キックオフのボールを自陣8ヤードでキャッチした#33RB桜井は、味方のブロックに守られながら一気に加速し92ヤードのリターンTDを決める。TFPも成功させオール東京ガスが7−6と逆転に成功した。
流れを引き戻したいオンワードは、続くシリーズもドライブするが、敵陣ゴール前でオール東京ガスDB#5鈴木にパスをインターセプトされ得点を奪えず、そのまま第1Qが終了する。
第2Qに入ると、オンワードも落ち着きを取り戻して反撃を開始する。5:23にK#1西村が35ヤードFGを成功させ9―7と逆転すると、続くオール東京ガスの攻撃でオンワード#92DL伊倉がショベルパスをインターセプトするビッグプレー。このチャンスを攻撃陣がTDへと結びつけ16―7とし、さらに次のシリーズでもTDを追加、23―7と一気に点差を広げてしまう。
これ以上離されたくないオール東京ガスをここで救ったのは、またもやRB#33桜井だった。直後のオンワードのキックオフを自陣15ヤードでキャッチすると、左サイドを一気に駆け抜けそのままエンドゾーンへ。この日2度目となるキックオフリターンTDを奪い、1,800人を越える観客が詰め掛けたスタンドを沸かせた。TFPも成功させ23―14とし、9点差のまま前半を終える。
後半に入ると、オンワードはQBに#4菅原を起用する。菅原は新人ながら落ち着いて攻撃を指揮し、反則による罰退もありながら最初のシリーズを8プレー、68ヤードのドライブでTDへと完結する(TFP成功で30―14)。菅原は次のシリーズでも自陣3ヤードからの攻撃を97ヤードドライブでTDとし、堂々たるデビューを果たした(TFP失敗で36−14)。後半に入りオール東京ガス攻撃陣も反撃を試みるが、#15吉川、#33桜井らを中心としたランプレーがオンワード守備陣に阻まれテンポが作れず、パスも決めることが出来ない。オール東京ガス守備陣も、#52LB熊谷らが中心となって必死に守るが、なかなかオンワードの攻撃を止められず、点差は広がる一方となってしまった。
結局、第4QにもオンワードがQB#16本間からWR#11井上への82ヤードTDパスを決めて追加点を奪い、ファイナルスコア43―14でオンワードが新チームでの初戦を勝利で飾った。
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