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第1クォーター、相手陣内へ突進する富士通・吉田 |
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第1クォーター8分、鹿島・丸田(中央)が飛び込みタッチダウンを決め9点目を挙げる |
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第2クォーター、キックオフリターンで82ヤードを独走する鹿島・大谷(左) |
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第2クォーター、富士通・進士(中央)が攻め込みファーストダウンを獲得する |
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2大会連続3回目の優勝をかけた富士通フロンティアーズと、6回目の優勝をかけた鹿島ディアーズとの決戦は、6月17日夜、15,000人の観客を集めた東京ドームで開催された。
試合は第4Qまでもつれる展開を27−14で鹿島が逆転勝ちし、優勝を飾った。
富士通キッカー#10後藤のキックオフで試合開始。鹿島のオフェンスは、QB#10尾崎がRB#29丸田と#38佐藤を中心としたテンポのよいランプレーを展開する。
]リーグ屈指の鹿島の大型オフェンスラインを看板にランプレーを展開。富士通ディフェンスもロングゲインをゆるさず、手に汗握る展開となった。
序盤のポイントとなったのは富士通キッキングでのミス。まずは最初のシリーズの相手のパントでラフィングザキッカー(パントキックしたあとのキッカーに対して接触)を犯し、再度鹿島に攻撃権を与え、そのシリーズを鹿島は#26鹿島の先制FGに繋げる。
そして続く富士通の攻撃に追い込み、富士通はそのパントスナップが大きくそれる。自陣1ヤードから鹿島の攻撃。これを#29丸田のランでねじ込んでタッチダウン。あっという間に10−0でリードを広げた。
富士通も#18出原、#19吉田のQBが交代でラン、パスを展開。#29平澤がタッチダウンランを決め、10−7と追いすがる。
しかし、折り返しのキックオフでは、鹿島リターナー#15大谷が好リターンを見せ、富士通陣15ヤードまでリターンする。富士通ディフェンスが踏ん張るものの、#26鹿島がFGを決め13−7と差を広げる。
しかし、1プレーごとにメンバーを入替えて鹿島ディフェンスをかく乱してくる富士通オフェンスは#18出原からTE#87大矢へのタッチダウンパスが成功し、逆転に成功。(TFP成功し、14−13)
前半を終えて、拮抗したゲーム展開となった。
後半、鹿島ディフェンスは、QBのランなどでかく乱してくる富士通オフェンスをとめてくる。また鹿島オフェンスは、前半封印した長いパスを要所で披露。短いパスを織り交ぜながら、看板のラン攻撃でゲインを狙うが富士通ディフェンスも踏ん張り、一進一退の拮抗した展開になるかと思われたが、3Q終盤、鹿島のパントを富士通がファンブルロスト。富士通のパスインターフェアの反則も続き、4Qに入り、鹿島#29丸田のタッチダウンランで逆転(19−14、2点TFPは失敗)
なんとか粘る富士通を鹿島は試合時間残り1分で駄目押しのタッチダウンをあげ、ファイナルスコア27−14で勝利し、通算6度目の優勝を飾った。
MVPにはこの日3タッチダウンの鹿島RB#29丸田泰裕が選ばれた。
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