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第2クォーター4分、富士ゼロックス・島田(中央)がタッチダウンを決め13点目を奪う |
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第2クォーター、パスを出す富士ゼロックス・帆足 |
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第3クォーター、自ら攻め込む新人のIBM・春日井(中央) |
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第3クォーター、IBM・石川(中央)が相手陣内に攻め込みファーストダウンを奪う |
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パールボウル順位決定戦二日目の第一試合、富士ゼロックスAFC対IBM BigBlueの試合は、IBMのキックオフで始まった。
富士ゼロックスの最初のシリーズを4thダウンパントに押さえたIBMは、QB#15岡村からWR#17小川へ35ヤードのTDパスが通り試合を先制する(TFPキック成功)。富士ゼロックスも続くオフェンスシリーズでは、最初のプレーでRB#3前川が22ヤードのロングゲインを決め一気に敵陣に入ると、QB#10帆足からWR#34成島に17ヤードパスが決まりゴール前8ヤードに迫る。ここから、WR#23佐藤に8ヤードのTDパスが通り、富士ゼロックスもすかさず7-7の同点に追いつく(TFPキック成功)。
しかしIBMは、自陣奥の不利なポジションからQB岡村が投じたパスをWR#83イアンがレシーブ。そのまま相手ディフェンスを振り切り83ヤードのTDパスが決まると、次のオフェンスシリーズでもWR#89円谷があわやTDという16ヤードのパスレシーブでゴール前に迫り、最後はRB#21石川が飛び込み21-7と点差を広げていく(いずれもTFPキック成功)。さらに1Q終了直前のIBMのシリーズでは、WR小川に17ヤードパスが通りゴール前に進むと、サイドが交代した2Q最初のプレーでWR円谷に7ヤードTDパスが通り、点差が28-7と広がる(TFPキック成功)。
富士ゼロックスは、QB帆足がランを中心にシリーズを組み立て敵陣に入るものの、4thダウンロング。ここでギャンブルからパスを投げると、IBMがパスインターフェアの反則を犯し一転ゴール前6ヤードからファーストダウンのチャンスに変わる。この6ヤードをRB#2島田が飛び込み、28-14と追い上げを見せる(TFPキック成功)。富士ゼロックスに傾きかけたモメンタムは、しかしIBMがRB#39礒谷の1ヤードTDランで再び取り戻し、さらに2Q終了間際にはSB#23貴志に31ヤードTDパスが決まり、前半は42-14とIBMが大きくリードして終了する(いずれもTFPキック成功)。
3QからIBMは新人QB#16春日井を投入。自らのランを中心に組み立て、WR#7福井へのパスでゴール前1ヤードに迫ると、最後はRB#24中野が飛び込み後半最初のTDを決める(TFPキック成功)。続く富士ゼロックスの攻撃をパントに押さえたIBMは、再び敵陣に攻め込むもののTDは奪えず4thダウンに。ここで新人K#28崔が登場し、43ヤードのFGを危なげなく決めて点差を52-14と広げる。この後お互いにパントを交換し、試合はいよいよ4Qに入る。
IBMのパントがショートとなり、自陣中央付近からの富士ゼロックスのオフェンスシリーズ。QB帆足のスクランブルとWR#25長沼へのパスが決まりレッドゾーンに入ると、IBMのホールディングの反則でゴール前6ヤードからファーストダウンを得る。ここからRB前川がエンドゾーンに飛び込むが、TD直前にボールをファンブル。これをIBMがゴール前で押さえて絶好の得点チャンスを富士ゼロックスは失う。さらに4Q終盤の富士ゼロックスのオフェンスシリーズでは、4thダウンパントのロングスナップが乱れパンターがボールを見失うと、これを拾い上げたLB#50原がそのままエンドゾーンに持ち込みTD(TFPキック成功)。試合は終始IBMがリードして59-14で終了した。
この結果、IBM BigBlueが同率5位で、富士ゼロックスAFCは同率7位で第32回パールボウルを終了した。
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