松下電工 VS アサヒ飲料

チーム名

1Q

2Q

3Q

4Q

TOTAL

松下電工 インパルス

0

3

0

2

5

アサヒ飲料 チャレンジャーズ

0

10

7

7

24


藤田新ヘッドが初陣を白星発進で飾る!

 26日第2試合は注目の一戦。97年XリーグWEST王者の松下電工インパルスと昨年は入替戦出場と不本意な戦績ながら、今季は、京大・藤田ヘッドコーチの招聘を始め、大量の有力新人補強で、進境著しいアサヒ飲料チャレンジャーズが激突。ロースコアーの緊迫した展開の中で、終始アサヒ飲料がゲームの主導権を握り続け、結果は24−5でアサヒ飲料が98年を白星発進で飾った。

 松下電工のスタートQBは渋谷。しかし立ち上がりから精彩なくパスが全く決まらない。交代出場したQB武田も同様で、自慢のランアタックもアサヒ飲料の強力ディフェンス陣に阻まれ、苦しい展開。
京大・学生2連覇の牽引車となったQB/K/P田中の新加入で、西日本でも希な分厚いQB層を持つアサヒ飲料のスターターはQB堀部。出足からWR進藤、笠原らにテンポよくパスを決めるものの、ゴール前でインターセプトを奪われるなど得点には結びつかない。

ゲームが動いたのは2Q。ゴール前30ヤード・4THダウン5と追い込まれたアサヒ飲料がFGを選択。ここで期待の新人・田中がKで登場。挨拶代わりの47ヤードFGを成功させ、アサヒ飲料がまず先制した。

 この日の松下電工は、ディフェンス陣が要所で踏ん張りを見せるものの、オフェンスが全くそれに応えられない。2Q5分18秒には、味方エンドゾーン内にドロップバックしたQB渋谷にアサヒ飲料のディフェンス陣が猛然とラッシュ。たまらず渋谷がこぼしたボールをアサヒ飲料DL中島がリカバーしてTD、TFPも決まって10−0とアサヒ飲料ペースを掴む。

 その直後に松下電工も意地を見せる。KRに入ったDB野村が70ヤードのビッグリターン。互いに1回の攻撃ののち、RB兼任のK安藤が40ヤードFGを成功させ、10−3で前半を折り返した。

 後半開始早々、自陣6ヤードからの攻撃で、またしてもQB渋谷がファンブル。アサヒ飲料がこれを奪い取り、ゴール前5ヤードと絶好のフィールドポジションを手に入れる。
 このチャンスに、最後はRB丸山がエンドゾーン飛び込んでTD。TFPも確実に決め17−3とリードを広げる。

 さらにQB渋谷が自陣18ヤードから放ったパスをDB中村がインターセプト。ここは松下電工ディフェンスが底力を見せ、得点させない。
 松下電工オフェンスも意地を見せ、自陣10ヤードから11プレーで敵陣25ヤードと得点機を得るが、アサヒ飲料の好守に阻まれTDには至らない。
 反対に完全に勢いに乗ったアサヒ飲料は、4QにもRB丸山の54ヤード独走などでゴール前4ヤードと迫ると、最後はQB正重が自ら飛び込んでTD。TFPも決まり、24−3とダメ押し。

試合終了間際に、アサヒ飲料のP田中が蹴ったボールを松下電工のディフェンスがブロック。このボールがエンドラインを割りセーフティを奪うものの、時すでに遅く結局、24−5でアサヒ飲料が松下電工を破り、準決勝進出を果たした。

 デビュー戦を白星で飾った藤田ヘッドコーチは「(京大に比べ)選手個々の能力がすごいので、歯車さえかみ合えばいいゲームになる。全体の目標としてはまだ50%以下の出来」と抑えたコメントながらさすがに嬉しそう。
 また、初の初戦敗退となった松下電工・川口監督は「フットボールにならなかった。秋からの新人起用を見越したコンバートをしているので、現在は穴だらけ」とまだ調整中で戦力的には厳しいチーム状態であることを漏らした。


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