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 クラブベアーズの齋木です。えびすボウルレポートもこれが最終回です。

 いよいよ試合の日になりました。感想から申しますと、過去3年間の中で一番おもしろい試合だったと思います。
 様々な要因があると思いますが、昨年と比べて暖かかった事と、お客さんがたくさんいたことが上げられます。

 試合前日に小堀キャプテンが、立命館大学がコイントス後にやっているハドルを、XリーグWESTトオールスターでやろうと提案し、全員が賛同しました。本家の立命にはかないませんでしたが、盛り上がりました。

 さて試合ですが、関西学生オールスターのキックオフリターンが、ロングゲインになり、何とかディフェンスが踏ん張りましたが、フィールドゴールで先制されました。
 過去2回はXリーグWESTが完封勝ちだったので、これがえびすボウル初の失点です。

 しかし関西学生の次のシリーズをパントに追い込み、そのパントを松下電工#13山中選手がブロック、アズワン#97白数選手がゴール前までリターンし、イワタニ#35兼本選手がエンドゾーンに持ち込み逆転しました。

 ここで前代未聞、今後、WESTで語り継がれるであろう出来事がありました。
 トライフォーポイント前のハドルで、ホルダーの松下電工#22下川選手が人数をチェックし、プレーを始めようとした時、なんとキッカーがいません。
 フィールド内の選手はもちろん、ベンチにいるスタッフ、選手がキッカーのアサヒ飲料#9中山選手の名前を叫びました。中山選手があわてて、フィールドに入りましたが、時すでに遅し。ディレーオブザゲームの反則をとられ、5ヤード下がった後にもう一度キックをしましたが、外してしまいました。

 当の中山選手は、みんなに名前を呼ばれた時、温風器の前で自分の名前を呼んでいる人に向かって手を振っていました(笑)。
 自分がキックをするとわかった時、「2ポイントやるんちゃうん」と言いながらフィールドに入っていきました。
 ちなみに中山選手は今回、キッカーで選出されましたが、キックカバーにも入っていました。この事件が響いたのか、中山選手はその後のフィールドゴールを1回外していました。

 今シーズンは、関西学生の試合をあまり観る機会がなかったので、大学の選手は雑誌でしか知らなかったのですが、関大のRB#23中西選手は素晴らしく速かったです。関大からまた素晴らしい選手が出現しました。
 関西学生はこの中西選手のランを中心に得点をし、XリーグWESTも、内外電機QB#5寺尾選手のランで得点し、過去の対戦とはうってかわって、互いに点の取り合いとなりました。

 私が特に印象に残ったプレーは、松下電工QB#8高田選手の第2Qのプレーです。 関西学生のCBが、高田選手にブリッツをかけました。私はCBをまくるかな、と思いましたが、高田選手は全く動かずギリギリまでCBを引き寄せ、CBがブリッツしたサイドのレシーバーにパスを投げ、成功させました。

 そのシリーズが終わってベンチに戻ってきた時に高田選手に「あんなに引き寄せて、怖くない?」と聞いたところ、「怖いですよ。でもCBが、僕がどっちに走るかを迷っているような感じでブリッツしてきたので、大丈夫かなぁ、と思って逃げませんでした」と、言ってました。

 私は高田選手には、「今のフェイスガード似合わへんで。学生時代のに戻した方がええ」と、このえびすボウルの練習から言ってましたが、2006年シーズンはフェイスガードを変えてくれるでしょうか。

 試合の方は激しいシーソーゲームとなり、残り2分でXリーグWESTが再逆転しました。
 しかしここから関西学生の反撃が始まります。練習初日に松下電工の下川選手と高田選手の「この試合も逆転負けしたりして!」という言葉が頭をよぎりました。

 今春NFL−Eに参加する立命大WR#88大滝選手へのパスを、松下電工#16野村選手がカットしたプレーに、XリーグWESTのベンチサイドは大いに盛り上がりました。こういうシーンを何回も見たかったですね。

 結局、関西学生の最後の追い上げも届かず、26−22で、XリーグWESTが勝利しました。

 MVPには私が男前No.3に選出した松下電工RB#20石野選手が選ばれました。

 個人的に私が選ぶMVPは2人います。
 まず、キャプテンの小堀選手。練習のハドルでも、オールスターでは珍しく、選手を鼓舞するために尽くしていた熱い姿に感心しました。
 そして野村選手。中西選手のタッチダウンを阻止したプレーや、最後の大滝選手へのパスをカットしたプレーなど、日本代表の貫禄を見せてくれました。
 また、DBはユニットが3組できたので、野村選手の出番は大変限られていましたが、自分が出場しないシリーズでは、チームエリアの後ろをずっとランニングしていました。

 試合終了後のロッカー整理も、野村選手は手伝っていたそうです。
 この野村選手だけでなく、ベテランの脇坂選手や、また今回は選出されていませんが、アサヒ飲料の中村多聞選手や、ベアーズの山口敏彦選手は、本当に自分のからだの手入れやトレーニングをはじめ、フットボールに対する取り組み方のレベルが非常に高いです。若い選手達は見習ってほしいものです。

 また今回、楽しくえびすボウルに関われたのは、アサヒ飲料の敏腕マネージャーの山本さん、松下電工のカリスママネージャー巽さんをはじめ、XリーグWESTマネージャーオールスターの皆さんのお陰です。
 この場を借りてお礼申し上げます。本当にお疲れ様でした。

えびすボウルレポート 「練習初日編」

えびすボウルレポート 「試合直前編」