X League
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解説記事

オンワードスカイラークス VS 東京ガスクリエイターズ
チーム名 1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
オンワードスカイラークス 14 14 10 7 45
東京ガスクリエイターズ 0 7 0 7 14

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次節の大一番に向け、ON−SKY視界良好!

 オンワードスカイラークス(以下ON−SKY)が、Xリーグ初参戦の東京ガスクリエイターズに力の差を見せ、完勝した。

 「最初はQB井川でボールコントロール」というゲームプランで臨んだ東京ガス。自陣29ヤードから最初のプレーはオプションプレー。
 QB井川からピッチを受けたTB片山が11ヤードを走りダウンを更新する。「いける」という空気が東京ガスに流れた2プレー後、オプションプレーのピッチが乱れたボールをON−SKYのDB和地がリカバー、エンドゾーンまでリターンしTD。キックもK福田が難なく決め、あっさりと先制。

 続くシリーズでON−SKYは、今季から現役復帰したTE安部へのパスなどでダウンを更新。今年から新加入したのWR前田(慶応大)の41ヤードレシーブでTD。14−0と優位に試合を進める。

 2Qに入ってもON−SKYの勢いは続く。
 QB冨澤からハンドオフを受けたRB鎌田が、再びQB冨澤に戻しパスを投げるというスペシャルプレー、これが新人WR山本(日体大)への53ヤードロングボムとなり敵陣3ヤード。最後はRB鎌田のランでTDを奪い、リードを広げる。

 一方、自陣20ヤードから東京ガスのドライブ。
 RB片山のラン、WR山本への31ヤードダイブフェイクパスなどで攻め込み、最後は敵陣22ヤードからRB吉川のダイブプレーでTD。TFPのキックも成功し、21−7と反撃する。

 前半残り2分3秒。自陣28ヤードからのON−SKYドライブでは、QB冨澤が2ミニッツオフェンスを披露。WR武井、WR前田、WR浦、RB渡邉、WR井本へ、7プレーで6本のパスを成功させ、最後はWR神へのパスでTD。キックも成功し、28−7と東京ガスを引き離して前半を終了する。

 QBが小島に代った後半もON−SKYの勢いは止まらない。
 最初のシリーズでRB渡邉が41ヤード独走のTD。さらに、ディフェンスでもLB石橋のインターセプトがあり、これを後半から登場した新人K大谷(城西大)の30ヤードFGにつないで、38−7。試合の行方をほぼ決定づけた。

 大量点差にもあきらめない東京ガス。4Qへ入り、ゴール前で東京ガスDB五十嵐が素晴らしいリアクションを見せ、QB小島のパスをインターセプト。
 ここで東京ガスはパサータイプのQB来住野が登場。しかしその直後、ON−SKY期待の新戦力DB波多野(元ローバーズ)がインターセプトを奪い返し、この得点機はRB大谷がパワープレーでダメ押しのTD。

 試合終了間際、自陣23ヤードから東京ガスのオフェンス。QB来住野が連続してパス成功、ON−SKYの反則にも助けられ、エンドゾーン直前まで陣地を進める。
 残り時間0秒。ラストプレーはQB来住野からWR山本へのパスが成功しTD。最後に東京ガスが一矢を報いた。

 「例年スロースタートのチームだったが、今日は最初から得点できて非常に良かった」と、ON−SKYのD.リンズヘッドコーチ。次のシルバースター戦に関してはノーコメントとしながらも「うちとシルバースターはお互いによく知ってるチーム。相手より強く勝ちたいと思っているチームが勝つ。うちはメンタルで勝つ」と意気込んだ。

 一方、東京ガスの松田監督は「今日のゲームで両QBのオフェンスのイメージが掴めたことは収穫。Xリーグのプレーヤーは1つ1つのプレーを最後まで丁寧やる意識が徹底できている。そこに差がある。次は富士通だが、リーグ初盤は相手からいろいろ吸収していきたい」と、手応えを感じていた。




 
 
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