X League
リーグ記録集 1997〜2005 記録集TOP 閉じる
   
解説記事
オンワードスカイラークス VS東京ガスクリエイターズ
チーム名 1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
オンワードスカイラークス 14 28 13 7 62
東京ガスクリエイターズ 3 0 0 16 19

試合結果を見る

個人記録を見る

破壊力満点の強力オフェンス健在。ON−SKY発進!

 XリーグCENTRALの開幕戦は、昨年のディフェンディングチャンピオンのオンワードスカイラークス(以下ON−SKY)と、Xリーグ昇格2年目の東京ガスクリエーターズの一戦。
 東京ガスは春のパールボウルでは、初戦の五洋建設パイレーツを1点差で下し、またON−SKYとの対戦でも、前半に接戦を繰り広げた上昇気流にのるチーム。
 しかし秋本番は、序盤から勢いに乗ったON−SKYが大量62得点で東京ガスを圧倒した。

 白星発進で開幕戦を終えたもののON−SKY野田監督の表情は硬い。 「今日は大反省。スタートはよかったのに、きれいに締められない。その流れがよくなかった」と、大差の勝利にも渋い顔をみせた。

 ON−SKYは試合開始早々から、先発のQB冨澤からWR井本へ50ヤードのパスが決まりTD。その後も、TE安部、WR浦、渡部、小川、RB加畑(昨季MVP)、新人コンビのRB杉原(日体大)、RB武田(中京大)と、豊富なタレント陣がフィールドを自由自 在に駆け回り、得点の山を築いてゆく。

 波にのったON−SKYオフェンスの前に、東京ガスはこれといった突破口が見出せないまま前半で42−3と大量リードを許してしまう。

 後半に入ると、QBを冨澤からQB小島へスイッチし、なおも執拗に攻め続けるON−SKYオフェンス。
 東京ガスも、QB井川から新人QB松浦(筑波大)へと交代して、反撃のチャンスをうかがうが、なかなかリズムが噛み合わない。

 第4Qに入って早々のシリーズ。ON−SKYのKR杉原が、和地、山下らのリードブロックに助けられられながら77ヤードのリターンTDを奪い、62−3と得点差をさらに拡げる。

 しかし、わずかに緩んだON−SKYの隙をついて、東京ガスが必死の反撃にでる。
 QB松浦からWR工、山本へパスが決まりはじめると、ようやく攻撃の歯車がまわりだした。QB松浦自らのキーププレーを要所で織りまぜてゲインを重ね、最後はQB松浦が走りこんでTD。

 さらに続くシリーズでは、QB小島から代わったQB奥のパスをLB四方がインターセプト。敵陣33ヤードという好フィールドポジションを得る。
 QB松浦からWR青木への4thダウンギャンブルのパスを成功させるなど、果敢に攻める東京ガスオフェンス。WR千葉へのパスでTD。ラストプレーでも、K一木がFGトライを成功させ、62−19。東京ガスが最後の最後に粘りをみせた。

 ON−SKY野田監督は「今日のようなゲームでは、次の日産戦は勝てない。日産はしっかりとしたコンセプトをもったまとまりのあるチームだけに、細心の注意をはらわなければ」と、語った。
 とは言え、ON−SKYの超強力オフェンスが今季も健在であることは言うまでもない。RB武田、杉原の新人コンビの活躍もめざましい。
 次節では、より完成度の高いゲームが期待される。



 
 
  日本社会人アメリカンフットボール協会 Copyright (C) 2007 NFA All Rights Reserved.