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解説記事
東京ガスクリエイターズ VS クラブハスキーズ
チーム名 1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
東京ガスクリエイターズ 0 17 7 0 24
クラブハスキーズ 7 7 7 0 21

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東京ガスが熱戦を制し、初勝利!

 大型台風22号が東海・関東地域に接近・上陸の恐れがあったため、9日から11日に順延された東京ガスクリエイターズとクラブハスキーズの一戦。
 東京ガスが逆転に成功して、ハスキーズに辛くも勝利した。東京ガスは1勝2敗とし、ハスキーズは3敗となった。

 先制点を奪ったのはハスキーズ。QB田のパスワークが冴え、東京ガスディフェンス陣を翻弄する。
 WR安田へのパスとRB平澤のランで、敵陣25ヤードまで進入したハスキーズ。ここでQB田からRB平澤へボールが渡り、RB平澤が走るWR牧口にパスを投げる、フリーフリッカーでTDをあげる。

 7点を追う東京ガスは第2Q、K一木が29ヤードのFGを決めて3−7とする。
 その後、DB鈴木のインターセプトで攻撃権を奪い取り、チャンスを掴むと、QB井川が立て続けにWR青木、金原にパスをヒットさせ、1分35秒にRB片山が走り込みTD。10−7と逆転に成功。
 10分5秒には、WR崎谷へのTDパスが決まり17−7と引き離す。

 ハスキーズはQB田のパスは通るものの、東京ガスディフェンス陣に阻まれる。
 しかし前半終了間際にWR安田、粂井、RB北原へのパスでゴール前1ヤードまで攻め込むと、前半残り時間0秒に、QB田からピッチを受けたRB平澤がTDを奪い、14−17と追い上げる。

 後半開始早々、東京ガスはTE千葉がTDパスをキャッチ、24−14とする。
 しかし粘るハスキーズはパスでゲインを重ね、WR安田へのTDパスが決まり21−24。勝負は第4Qの攻防へと持ち込まれた。

 ハスキーズは4Q2分35秒に21ヤードの同点FGを狙うが失敗。
 その後のオフェンスシリーズで、QB田がパスでゲインを重ねて、試合残り時間1分10秒にゴール前7ヤードまで進む。
 4thダウンギャンブルでWR粂井へのパスが通りダウン更新。ゴール前4ヤードからオフェンスを開始する。

 ここで東京ガスの松田監督が「感動のプレー」と評したビッグプレーが飛び出る。
 この試合で283ヤードを獲得したハスキーズのQB田が放った逆転の願いを託したTDパスを、東京ガスDB菅澤がエンドゾーン内でがっちりインターセプト。
 最後の最後でハスキーズのオフェンスを断ち切り、東京ガスが初勝利をあげた。

 「(勝利は)ラッキーでした。(インターセプトは)まるで優勝した瞬間のよう。アグレッシブにやった結果。前半からハスキーズのQB田はプレッシャーをかけてもキチンと投げていた。うちのディフェンスが悪かった。特にDBがショートパスに受身がちだったけれど、最後のシリーズだけはよくやってくれました」と松田監督。

 『感動』のインターセプトをあげた菅澤は「何度もショートパスにやられていましたからね。中でも前半終了間際のTDパスを通されたのは僕がやられた結果。最後にインターセプトできてホッとしました。あのシーンではショートパスしかない、と思っていましたから美味しかったです」と安堵した様子。

 次のオービックシーガルズ、最終戦の日産スカイライナーズに勝てばの条件付きだが、FINAL6出場の可能性を残しただけに、東京ガスの今後の戦いに注目が集まる。




 
 
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