X League
リーグ記録集 1997〜2005 記録集TOP 閉じる
   

 「パルサーズが、またやった」誰もが驚愕の声を上げた。昨年、1部復帰第一戦でいきなり前年王者のリクルートを敗り、「旋風」を巻き起こした日産プリンス東京が再びファイナル6への切符を手にした。
 今季はリーグ最終戦でシルバースターを破って、ディビジョン優勝を果たすと共にファイナル6出場権を獲得した。

 日産プリンス東京の今季は本当に苦しいものだった。全ての相手に対して「挑戦者」に徹することが出来た昨年と違い、追われる立場へと変わってしまったからだ。

 オプション一辺倒だった昨年からの脱皮を図るべく、今季はパスやパワーといったバリエーションを増やしてシーズンに臨んだ。しかし、シーズン序盤はそれが裏目にでる。パス17回を投じた東海銀行戦は試合終盤に入ってQB小川率いる東海銀行の猛烈な追い上げを食い、終わってみれば28−21のスコアだった。
 そして迎えた第2節。日産プリンス東京は、進境著しいすかいらーくとの雨中の試合でミスを連発した挙げ句、黒星を喫してしまう。第3節の東京三菱銀行には第4Qまでリードを許し、1部に復帰したばかりの住友銀行にも快勝はなかった。

 「不振」といわれるなかで勝ち星を重ねてきたあたり、むしろ今季の日産プリンス東京のしたたかさが伺えるが、なんといっても昨年面白いように出ていたダイブがあまり出ていなかったのが大きかった。昨年ひとりで511ヤードを走りXリーグリーディングラッシャーに輝いたRB関野の負傷欠場に変わってFBに入った勇・氏家の4試合めまでの成績は二人あわせて76回263ヤード、一試合平均65.75ヤードというややもの足りないものだった。

 QB板坂も本調子でない。新人QB岡本はまだチームに馴染みきっていない。パスの比率は試合をするごとに減っていった。そして何よりも日産プリンス東京を悩ませつづけたのが、黒星を喫してしまったすかいらーくが勝ちつづけていることであった。

 そして迎えた最終・シルバースター戦。同日の第一試合ですかいらーくが勝ちを収め、この試合に勝たなければ日産プリンス東京のファイナル6進出はなくなってしまう。そんなぎりぎりの状況で、日産プリンス東京はシルバースターにオプションで勝負をした。

 RB氏家は21回108ヤード2TDを走る。TB田辺が、QB岡本が2人で144ヤードを走った。RB関野が復活した。数少ないパスが全て決まった。そしてディフェンスが、シルバースターのハイパーオフェンスを封じ込めた。17−14。
 堂々の勝利。昨年のリクルート戦に続いて劣勢の予想をまたしても覆し、ファイナル6へ最後の名乗りをあげた。自分たちの本当のプレーを知った日産プリンス東京が一回り大きくなって再びファイナル6に挑戦する。


FINISH RESULT 1998
 9月15日 28-21 vs東海銀行レッドウェイヴ
 9月22日  9-13 vsすかいらーくスカイラークス
10月 5日 14- 9 vs東京三菱銀行センチュリアンズ
10月13日 25-14 vs住友銀行スプリングス
11月 7日 17-14 vsアサヒビールシルバースター
11月15日 FINAL6 21-56 vsリクルートシーガルス


 
 
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