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アサヒビール
画像  2年連続東京スーパーボウル出場を目指すアサヒビールシルバースター。
 しかし、93年以来5年振り出場となった昨季は、リクルートシーガルズに45失点、618ヤードを奪われ、自慢のディフェンスをズタズタにされた。その悔しさから今季に賭けるディフェンス陣の意気込みは計り知れない。
 その屈辱を象徴するように、今季はまさに「守備のチーム」に生まれ変わった。第4節の富士通戦まででの失点は僅か21点。最終戦での鹿島には26点許したが、これはプレーオフを睨んでの戦いであった為、参考にならない。
画像  特に手薄となっていたディフェンスラインに、日産プリンスからDT藤井が加入したのが大きい。藤井の存在は、イタリアW杯戦士の主将DE佐々木、DT三好ら、生え抜きのベテラン達にも好影響を与え、吉野谷、島原、川野を含め、2ユニットを形成出来る陣容となった。

 このDL陣の強化に伴い、今季真価を発揮したのがLB陣だ。
 W杯出場の守備の要MLB中山を始め、朝倉、春日、秦、玉井、田村と経験豊富なLB陣は、ラン守備には絶対の強さを見せた。課題であったパス守備も、玉井が2インターセプトを決めるなど調子は上向きだ。

 オフェンス陣に目を移すと、野村、小林ら2連覇を果たした主力RBの引退により、中村(友)にかかる比重は高い。今季は288ヤード、平均4.2ヤード、5TDと数字的には充分とは言えないが、記録以上に一回のタックルでは倒れない強靭さを増し、エースに相応しい勝負強さが光るシーズンだった。
 鹿島戦では大事を取って欠場したが、プレーオフ第1ラウンドのオンワード戦に備え万全を期す構えだ。

 攻撃の指令塔QB金岡は、今季は自慢の足を封印しチームプレイに徹した。今季のパス攻撃は、チームのリーディングレシーバー・新人TE橋詰(京大)を基点に、鈴木、稲垣、藤江らに効率的に投げ分け、669ヤード、7TDパスを稼ぎ出し、相変わらずの安定感を見せる。

 毎年、あと一歩のところで大一番を逃し続けているQB金岡。残された課題は、東京スーパーボウルでの「勝利」のみである。


FINISH RESULT 1999
 9月11日 35- 7 vsレナウンローバーズ
 9月25日 20- 0 vsすかいらーくスカイラークス
10月 6日 34- 0 vs三和銀行ラークヒルズ
10月17日 18-14 vs富士通フロンティアーズ
10月31日  9-26 vs鹿島ディアーズ


  99年リーグ戦の戦績

SCORE

1Q
2Q
3Q
4Q
TOTAL
総得点
14
44
16
42
116
Avg(5試合)
2.8
8.8
3.2
8.4
23.2
総失点
14
28
5
0
47
Avg(5試合)
2.8
5.6
1.0
0.0
9.4

OFFENSE

PASS
ATT
AVG
RUSH
ATT
AVG
TOTAL
ATT
AVG
総獲得ヤード
706
114
6.2
611
181
3.4
1317
295
4.5
Avg(5試合)
141.2
22.8
6.2
122.2
36.2
3.4
263.4
59
4.5

DEFENSE

PASS
ATT
AVG
RUSH
ATT
AVG
TOTAL
ATT
AVG
総喪失ヤード
666
132
5.0
430
136
3.2
1096
268
4.1
Avg(5試合)
133.2
26.4
5.0
86
27.2
3.2
219.2
53.6
4.1



 
 
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