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鹿島VS 日産プリンス東京
圧倒的戦力の鹿島。もう負けられない日産プリンス東京
 圧倒的な力の差を見せつけ東京海上を62−0と封じ込めた鹿島ディアーズと、自滅により東京三菱銀行に痛い星を落した日産プリンス東京スカイライナーズが10月2日に東京ドームで対戦する。

 鹿島にとっては上々の開幕戦だった。法政大卒のQB木目田を新人に迎え、進境著しい東京海上を相手に62得点を挙げる大勝でスタートダッシュに成功した。
 オフェンスの原動力となっているのはなんといってもバックフィールドの選手層の厚さだろう。QBには、鈴木、川上の二枚看板に加えて、俊足の笹野、学生時代に東大旋風を巻き起こした立役者の新人・岩野と4名のタイプの違う人材を取り揃える。

 また、池場を筆頭として実に11名がラッシングを記録。パッシングユニットでは、NFLEで日本人初のTDを挙げたTE板井に加え、交代出場したTE八百板が5補球、87ヤード2TDを荒稼ぎする大活躍を見せ、コーチ陣は嬉しい悲鳴を上げる。
 加えて平均体重117kgを越すOL陣が揃うとなれば、今季の鹿島のオフェンスを止めることは至難と言えるだろう。

 ディフェンス陣も、東京海上の総攻撃喪失を171ヤードで完封するなど、「ディフェンスの」鹿島らしい力強さは健在。LB小川の引退を受けて登場したLB安澤、ベテランDL谷嶋らが強力なメンバーが揃うフロント陣に死角はない。
 攻守とも豊富なメンバーを揃える鹿島だが、前半の山場と見られる日産プリンス東京相手にどういった選手起用をするのかが一つの見どころといえる。

 日産プリンス東京は悔いの残る初戦だった。再三再四、東京三菱銀行のゴール前まで迫りながら、攻めきれないばかりか2度にもわたりFGをブロックされ、3−7で敗れた。
 ワンセットバックを登場させるなど、これまでの「オプション一辺倒」というイメージからの脱皮をしようという意図は見えたものの、先発したQB岡本、後半に入って登場した板坂の両QBのプレーに精彩を欠いた。

 また、「FGはアサイメント上のミスがあった」という田中監督のいう通り、確実に加点したい場面でのFGに、システム的な欠陥があることは明らか。
 敵陣ゴール前でのプレー、およびキッキングでのミスは鹿島戦ではもう許されない。この点をいかに修正、工夫してくるか注目したい。

 試合は、チームとしての完成度が高く、選手層の厚い鹿島が圧倒的有利であろう。
 日産プリンス東京が鹿島の牙城を崩すためには、柱となるプレーに対する絶対的な信頼度を向上させることだ。東京三菱銀行戦で時折みせた鋭い切れ味のダイブを、鹿島相手にコンスタントに出すことが 出来れば、勝利の女神はまた別の顔をみせるかも知れない。

 日産プリンス東京が意地を見せるか、鹿島が日本一奪回に向け波に乗るか、目の離せない一戦だ。