X League
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鹿島VS 学生援護会
もう負けられない鹿島。手負いの強豪にロックブルが挑む!
 第3節を終えて2勝1敗、ファイナル6進出にあとがなくなった鹿島ディアーズと、今季Xリーグに昇格して、2戦目の東京三菱銀行戦でうれしい初勝利をあげた1勝2敗の学生援護会ロックブルとの対戦は、10月21日午後1時40分から西武ドームで行われる。

 鹿島は攻守に圧倒的なパワーをみせつけ、初戦の東京海上ドルフィンズに、393ヤードを獲得、62−0と爆発的なオフェンスを展開した。
 しかし続く日産プリンス東京スカイライナーズ戦では、日産プリンス東京のオプションオフェンスと、粘り強いディフェンスに翻弄されてしまい、14−21とアップセットされてしまった。
 特にオフェンスは、ランプレー21回52ヤードとほとんど機能しなかった。またパスプレーでも2インターセプトを喫するなど持てる力をほとんど発揮できないままに、総獲得195ヤードに押さえ込まれる不調ぶり。

 迎えた第3戦の東京三菱銀行センチュリアンズ戦では、攻守ともに前試合の雪辱を晴らすがごとく圧倒的な破壊力をみせ、オフェンスは総獲得529ヤード、ディフェンスも総喪失90ヤードに押さえるなど、本来の鹿島らしさを発揮して48−0で勝利した。
 「うまくいっている時といっていない時の差が大きい」と金氏監督が言うように、調子が出ない時にいかにチームとして機能していくかが、今後の課題だろう。この試合で踏ん張り、リクルートとの最終戦で勝利することが、ファイナル6出場に向けて必須条件なだけに、怪我人の復帰が待たれるところ。

 対する学生援護会は、リクルートシーガルズとの初戦で、Xリーグ初昇格のキツーイ洗礼を浴びた。3−56と完膚なきまでの点差。
 しかし第2節の東京三菱銀行戦では、第1Qから得点を重ね、第4QにもK白鳥のFGが決まり16−0でうれしいXリーグ初白星をあげる。

 そして第3戦。これまで苦汁を飲まされてきた東京海上にリベンジすべく挑戦したが、気迫が空回りしたのか、全QにTDを奪われる試合ぶりだった。
 オフェンスではインターセプト3回、ファンブルリカバー1回と「我々はリズムに乗り切れなかった」とジョン・ポントヘッドコーチ。いかに今後の試合では自分たちのリズムを作っていくかが課題だろう。

 試合としては、攻守ともに強力な布陣を持つ鹿島が有利。学生援護会としては、ディフェンスがRB堀口をはじめとする怒濤のグラウンドアタックと、豊富なレシーバー陣が演じる空中戦をしのぎ切り、ロースコアに持ち込みたいところ。

 社会人ナンバー1といわれる鹿島ディフェンス相手では、おそらく得点チャンスは少ないと思われるが、日産プリンス東京がみせたようにワンチャンスを生かしたオフェンスで、鹿島を慌てさせるシーンを続出させれば勝機もみえてくるはず。ポントヘッドコーチの手腕に期待したい。