解説記事
パールボウルトーナメント 4月15日第一試合
東京ガス 25−6 近鉄

東京ガスが順当勝ち

 パールボウルトーナメント開幕戦となった第一試合は、雨天という悪コンデションの中で着実に得点を重ねた東京ガスクリエイターズが、近鉄バッファローズを25−6で破り、2回戦に駒を進めた。

 第1Qは、両チームとも決め手を欠き無得点。第2Q、東京ガスはRB吉川のロング ゲインで敵陣15ヤードまで攻撃を進め、FGで3点を先制。
 12分42秒にはQB来住野(きしの)から左サイドラインを走りエンドゾーンに向かうWR増崎へジャストタイミングのパスが決まって10−0。

 後半に入り、RB山崎のロングゲインで敵陣7ヤードまで進んだのち、新人RB高橋(中央大)がエンドソーンに持ち込んでTD。18−0とする。

 近鉄は相手のパントをブロックして、敵陣7ヤードと絶好のフィールドポジションからの攻撃。RB井上がTDを奪い6−18と追い上げるが、東京ガスは第3Q残り1分32秒にも、RB山崎が15ヤードを独走してTD。25−6として試合を決定付けた。

 東京ガス・松田監督は「まだまだプレーの準備が出来ていない状態。今日は新人RB高橋がどれくらい使えるか、とキッキングのチェックをした」と余裕が伺える試合。
 兄弟チームともいえるJリーグで大活躍中のFC東京にあやかって、昨大会ベスト8以上の成績を目指す。



パールボウルトーナメント 4月15日第二試合
ペンタオーシャン 26−0 富士ゼロックス

パイレーツが強力守備で完封。新人QB川嵜が社会人デビュー

 第一試合以上に雨脚が強くなった第二試合のペンタオシャーン・パイレーツと富士ゼロックスTEAM XEROXとの一戦。
ぬかるむ最悪のグラウンドの中、ランプレーを中心に得点を重ね、強力守備が得点を阻んだペンタオーシャンが順当勝ちした。

 ペンタオーシャンは第1Q、先発QB桂で攻撃を進め、6分すぎには、甲子園ボウルを制した初めての左腕QB、大型新人の川嵜(立命館大)を投入。川嵜はこのベンチの期待に応え、2プレーで敵陣まで攻撃を進めた。
 その後は、QBを桂に戻し、9分35秒に桂がランプレーで先制TDを奪う。第2Qには2年目のRB古谷が25ヤードを独走してTD。14−0で前半を終了。

 勢いにのるペンタオーシャンは、富士ゼロックスの攻撃をLB久原、DL山下・松田らの守備陣が粉砕。
 後半にも得点を重ねて2回戦進出を決めた。

 「今日(雨が降っているということもあるが)はボールのハンドリングが悪すぎた。勝利をつなげて昨年(ベスト8)よりもひとつでも上を目指したい。川嵜はうちの核になる選手。余裕のある試合ではドンドン使っていく」とはペンタオーシャン・江口コーチ。



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