パールボウルトーナメント
6月11日 準決勝第一試合
アサヒビールシルバースター VS 鹿島ディアーズ
 昨年12月に死闘を演じた「東京スーパーボウル」の再戦となった準決勝第一試合。アサヒビールシルバースターと鹿島ディアーズの対戦は、今大会屈指の好ゲームとなりそうだ。

 まずはアサヒビール。QB明堂を先発に使い、苦しみながらもベスト4に進出した。新加入の選手を積極的に起用、戦力アップを図っている。なかでもDL永井、LB塚田、今野らは、引退選手の穴を十二分に埋めている。不安材料は、確実にゲインするものの、得点に結びつかない決定力不足のオフェンスだろう。

 鹿島も同様だ。けが人が多い点はあったが、試合運びにミスが多く、実力チームらしさをまだみせてはいない。しかし能力の高い選手が揃っているだけに、準々決勝から準決勝までの4週間できっちりチームを仕上げてくるはずだ。

 99年度日本チャンピオン・アサヒビールにとって、パールボウルは唯一残された王座。折しも西日本では兄弟チームのアサヒ飲料がグリーンボウルトーナメントで初優勝。兄弟揃っての初制覇を勝ち取りたい。
 逆に、鹿島にとっては昨年東京スーパーボウルの逆転負けの屈辱を晴らしてレナウン、オンワードが記録したパールボウル3連覇を達成したいところ。
 ともにデイフェンスが強力なだけに、オフェンスがいかに得点出来るかが鍵。両チームともに実力が拮抗しており、死闘が繰り広げられるだろう。



パールボウルトーナメント
6月11日 準決勝第二試合
リクルートシーガルズ VS オンワードオークス
 準決勝第二試合は、これまで数々の熱戦を繰り広げてきたリクルートシーガルズとオンワードオークスが激突する。

 リクルートはQBに井上、高橋、大久保を、RBには米田、古谷などを起用し、若手オフェンス陣がチームを引っ張り、これにWR河本やLB遠藤らのベテラン勢がうまくかみ合ってきている。
 初戦の富士通フロンティアーズ戦では14−0とわずかなチャンスを活かして勝利をおさめ、続く学生援護会ロックブル戦では42点を奪う猛攻をみせるなど、チームが順調に仕上がってきている。

 一方のオンワードは、東京海上ドルフィンズとの初戦では苦しんだものの、レナウンと戦った準々決勝で、攻守ともに爆発した。オフェンスは7TD、1FGを、デイフェンスはレナウンの攻撃をわずか58ヤードに押さえ込み、1SF、3インターセプトを記録した。なかでも長身QB西原は、ランで2TDを奪う活躍をみせ、バックアップQBとして存在を強くアピールした。

 両チームともに攻守に順調な仕上がりぶりをみせている。リクルートは、このところ優勝から遠ざかっているだけに久々の美酒に酔いたい。またオンワードは、過去5回のパールボウル最多優勝回数を誇っているがリクルート同様、このところ優勝を果たしておらず王座奪回を目指したい。

 ともにパスを中心とするチームなだけに、パスデイフェンスが機能するかどうかが、勝負の分かれ目になりそうだ。