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アサヒ飲料チャレンジャーズ
 「やっぱり内容的には完敗。キッキングが良かったのでスコアでは勝ちましたけどね」。念願の東京スーパーボウル優勝を勝ち取って暫くしても、藤田ヘッドコーチの表情は硬い。

 待ち望んだ王座。しかし自分たちの表現フィールドとしてフットボールそのものを見つめる彼には、松下電工との死闘も決して納得の出来るゲームではなかった。
 後半は、押し寄せるインパルスの攻勢に気圧されていた。このゲームのMVPに輝いたRB“突撃機関車”中村多聞が要所で好ゲインを稼ぎ、P田中重光のお馴染みミラクルパントも飛び出し、なんとか凌ぎ切ったのだが、リーグ戦で逆転敗けを喫した時のモメンタムがそのまま再現されてしまった。

 「第1世代としては目標点に到達した。逆にこれをこれからどういうカタチで発展させていくかが今後の課題」。

 98年と99年のWEST全勝2連覇、そして今年の選手権制覇。原動力となった主軸選手は概ね今季がピーク。正重オフェンスコーディネイターの指導のもと、春から積極採用してきたQB桂(日大)やRB花房(関学)、中島(神大)ら、オフェンスの有望新人選手が秋終盤には台頭してきた。チームとしての新陳代謝が順調に機能する兆しが伺える中、チャレンジャーズが揺るぎない強豪チームとしてその座を確保するのはまさにこれからが正念場なのだ。
 「この(東京スーパーボウルでの)勝利はベテラン勢の執念でしょう(笑)」。

 “One Play at a Time”の言葉をチームに刻んだトムプラットコーチが、NFLカンザスシティチーフスのディフェンスコーチに就任のため急遽帰国。今シーズンは、京大から招聘した森ディフェンスコーディネイターがディフェンスチームを指揮した。
 春を経て、秋季リーグ最終のマイカル戦あたりで「ようやく選手の個性が掌握できた」と森コーチ。シーズン当初より「秋のプレーオフで関東チームに勝つため」のプランで取り組んできた。

 かつて“ドリームD”とも呼ばれ、オールジャパンクラスを揃えたディフェンス陣だが、森コーチは「メンバー的にスゴいというわけではない。云われていることと実際の力にギャップがあります」という。要所には元NFLEプレーヤーのLB阿部拓朗や、“串刺しタックル”のハードヒッターLB山田晋三、京大時代より“機動戦士”の異名をとるDB内田良平などのタレント選手が居並ぶが、LB天河やDE古河ら、学生時代より確実に“いま”伸びている選手達がその力を根底から支えている。

 特に春のアメリカ遠征試合で『上背のある外国人レシーバー』に翻弄されたCB橋本紀郎の成長が著しい。キッカーという重責もこなしながら、持ち前のスピードを活かしたパスディフェンスで、SF大島とともに、リクルートの高速パスオフェンスをことごとく断ち切った動きは目にも鮮やかであった。

 「ゲームは到達点。ひとつ負けると全てが終わる」と藤田ヘッド。チャレンジャーズの今シーズン総仕上げがまもなく披露される。


FINISH RESULT 2000
 9月10日 41- 6 vs イワタニ
 9月23日 51- 6 vs 井内盛栄堂
10月 7日 28- 0 vs ファイニーズ
10月22日 14-16 vs 松下電工
11月05日 29- 7 vs マイカル
11月19日  7- 0 FINAL6 vs アサヒビール
12月02日 23-15 FINAL6 vs リクルート
12月18日 20-18 東京スーパーボウル vs 松下電工