アサヒビール VS レナウン |
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QB東野復活!ツインピークス体制でシルバースター万全。 |
『あの』東野が帰ってきた。 9月16日、大井第2球技場で行われたアサヒビールシルバースターとレナウンローバーズの一戦は、QB東野のパスアタックが冴えわたり、立ち上がりからTDパスを連発。 ここ数年、不振にあえいできた「天才QB」の復活劇がいよいよ幕を開けた。
いきなりだった。ゲーム開始の2プレー目。自陣20ヤード、2ndダウン10。QB東野の放った糸を引くような独特のロングパスが、エンドゾーンめがけて全力疾走するWR稲垣の手元に一直線に吸い込まれる。WR稲垣が快足を飛ばしてそのまま独走。数々のドラマのヒーローを演じてきた男の復活を告げるTDパスが決まった。
続いて、シルバースター自陣17ヤードからのオフェンス。QB東野からTE大日方、WR中尾、稲垣らへ、次々とパスが決まり連続ダウン更新。最後はRB大場へのプレーアクションパスで、10プレー、83ヤードのドライブをTDで締めくくった。 結局。QB東野は前半出場だけで、15回試投の10回成功。3TDを含む237ヤードをパスで獲得するという堂々たる復活ぶりで、後半のオフェンスを先輩QB金岡に渡した。
「金岡はまだ形ができあがってない状態だった。でも相当に意識はしていたね」とは、シルバースターの阿部監督。
「フィジカルトレーニングのきちんとした環境を整えてもらって、チーム全体がたくましくなりましたよ」と語るのは、旧すかいらーくからの移籍後、ひと回り身体が大きくなったレナウンのOL高梨。 試合は終了間際にも、DB後藤のパスインターセプトからチャンスを得たシルバースターが、RB斉藤の31ヤードTDで得点を追加し、初戦を圧勝で飾った。
「本人(東野)も見えてる、って云ってたから、ヤルとは思ってたけどね」と満面の笑みの阿部監督。「お互いに張り合って、いい結果を期待したい。今後は特にどっちと決めずに、調子のいい方を使っていく」と、WエースQB体制にうれしい悩みだ。
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