解説記事 |
松下電工 VS アサヒ飲料 |
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松下電工が攻守で圧倒。予想以上の大差で7年ぶりの優勝! |
第47回西日本社会人選手権決勝・グリーンボウルは、ここ数年XリーグWESTのライバリーとしてしのぎを削る松下電工インパルスとアサヒ飲料チャレンジャーズが2年連続で対戦した。 昨秋の東京スーパーボウル以来の顔合わせとなる両雄であったが、新チームとして再建色の強いアサヒ飲料が、昨秋の戦力をほぼそのまま温存している松下電工にファイナルスコア49−13と完敗。これでますます秋本番の対戦が判らなくなってきた。
「こんなによく見えたのは久々ですよ」。この日の松下電工はまさにMVP受賞のRB樫野デー。53ヤード独走TDを含む121ヤード獲得の爆走でアサヒ飲料のディフェンス陣を切り裂いた。
ゲームは立ち上がりから松下電工が攻勢。春を任されたQB高橋(幸)のパスもRB樫野、小林の好調に助けられ、TE門脇、WR古本を軸に面白いように決まる。1Qのファーストシリーズからのオフェンスを立て続けにTDに結びつけ、2Q半ばには28−0。この時点でゲームは、ほぼ決着する。 「この点差で妥当。なまじっか良いゲームをすると妙に安心しますからね。このチームはここが原点。みんなよく判ったと思います」とアサヒ飲料の藤田ヘッドコーチ。新しいメンバーに経験を積ませながらのチーム作りはまだ始まったばかりだ。
「春はあくまでも春。問題は秋にどう勝つか、それが大切です」とこちらは松下電工の村上監督。このままでは決して沈まないライバルに対して警戒心を緩めない。
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