最新情報 試合日程と記事 個人記録ランキング リーグ戦星取表 リーグ記録集 サイトマップ 関連リンク TOPページ
解説記事
オンワードスカイラークス VS 学生援護会ROCBULL
チーム名 1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
オンワードスカイラークス 7 10 16 21 54
学生援護会ROCBULL 0 0 0 7 7

試合結果を見る

個人記録を見る


ON−SKY圧勝!最後の出場権を手に入れる!
 いよいよレギュラーシーズン最終戦。FINAL6進出へ最後の一枚の切符をかけて、オンワードスカイラークスと、学生援護会ROCBULLが激突した。
 ON−SKYが勝てば、リーグ単独2位としてFINAL6進出。学生援護会が進出するためには、この試合で17点差以上の勝ち星をあげなければならない。

 さて注目されたこの日のON−SKYスターターQBは小島だった。学生援護会のファーストシリーズをパントに終わらせると、5分以上もの時間をつかって63ヤードを着々とドライブ。
 最後はRB加畑が、残り1ヤードをゲインしてTD。先制したのはON−SKYだった。

 第2Qに入っても、QB小島からWR福田(奨)への32ヤードのロングパスが決まり、追加点をあげる。
 学生援護会も必死の反撃を試みるが、ON−SKYのDL不破、才丸、LB水戸部らの激しいラッシュにあい、QB吉田は思うようにパスを通すことができない。
 2Q終了直前、ON−SKYがFGで3点を追加し、前半を17対0で折り返す。

 後半に入っても、ON−SKYの勢いはとどまることをしらない。
 試合後、小島曰く「(オフェンスは)拍手したいほどよいできだった」というように、力強いQBスクランブルと、QB富澤からWR浦、神らへのロングパスを次々に成功させ、気がつけば54点と得点の山を築きあげていた。

 なかでも圧巻だったのは、4Q開始早々、自陣30ヤードからのオフェンスシリーズ。完全にフリーになったWR浦へQB富澤がすかさずパスを放ち、豪快な50ヤードの一発TD。
 わきあがるON−SKY応援団とは対照的に、学生援護会側のスタンドは、大きなため息に包まれていた。

 しかし、学生援護会もこれでは終われない。4Q残り3分。QB吉田にかわって増田から、WR田嶋へのロングパス。約60ヤードをゲインすると、WR川崎、田嶋のレシーバー陣を交互に使い、敵陣深くまで攻め込む。
 最後はRB片岡がTDを決め、54対7。最後に一矢報いた。

 大量失点での黒星とはなったものの、強豪ひしめくCENTRALで、最後までFINAL6出場争いに加わったこと、またなんといってもシルバースターを4Qまでリードしたことなど、学生援護会にとって、今季は収穫の多いシーズンであったことは間違いないだろう。

 試合後、ON−SKYの野田監督は「ディフェンスはもともとの力で、計算できる部分はあったが、オフェンスは試合を重ねるごとによくなってきていると感じた」と語った。

 初戦のシーガルズ戦で、痛い黒星を喫しながらも怒涛の4連勝で、FINAL6進出への切符をつかんだON−SKY。合併後の新チームとしては、念願のFINAL6初出場を果たした。
 初戦の相手は富士通フロンティアーズだ。FINAL6常連チームだけに、厳しい勝負展開になりそうだが、「我慢のフットボール」(野田監督)で勝利をつかみたい。