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試合のみどころ
アサヒビールシルバースターVS オンワードスカイラークス
中盤の天王山!シルバースターとON−SKYが激突!
10月3日(木)東京ドーム 19:00
 全勝のアサヒビールシルバースターと1勝1敗のオンワードスカイラークス(ON−SKY)が東京ドームで激突する。アサヒビールは全勝を守れるか。そしてON−SKYは昨年の雪辱なるか。

 アサヒビールは、レナウンローバーズ戦を36対0の完封発進。第2節では、近年めきめきと実力を伸ばしている学生援護会ROCBULLをも10対0と、いずれも完封で2連勝。
 一方ON−SKYは、9月6日のXリーグ開幕戦でいきなりシーガルズと対戦、3対13で敗れたものの、クラブハスキーズ戦は41対7の大差で圧勝、今季初勝利をあげた。

 昨年、両チームは今季同様に第3節での顔合わせとなったが、このときもアサヒビールが2連勝中、ON−SKYは1勝1敗。
 ゲームは逆転に次ぐ逆転の白熱した展開となり、結局アサヒビールが最終Qに試合の主導権を握り、全勝をキープした。

 今季、アサヒビールディフェンス陣は好調。
 初戦ではQBスローンのパスオフェンスで、リズムを掴もうとするレナウンを2度のインターセプトに仕留め、反撃の芽を摘んだ。
 学生援護会戦でも、DL佐々木のQBサックでピンチを凌ぎ、LB玉井のインターセプトで、気迫のこもった追撃を止め、ディフェンスの粘りがオフェンスにチャンスをもたらした。

 このぶ厚いディフェンスの壁をON−SKYオフェンスがどう突破するかが、ゲームの鍵だ。

 前節、ON−SKYはハスキーズに大勝したものの、ゲーム立ち上がりのオフェンスには課題を残した。
 シーガルズ戦で負傷したエースQB富澤が復帰出来るかが気がかりだが、ハスキーズ戦で先発を任されたQB小島は、RB加畑、鎌田、渡辺らRB陣を縦横に走らせ、WR神、渡部へのロングパスを通すなど、光るものを見せた。

 一方、ONSKYのディフェンス陣。
 初戦では、シーガルズの繰り出すランプレーをほとんど止め、ハスキーズ戦でも、DL矢部のQBサックをはじめ、ハスキーズオフェンスを圧倒。ハスキーズのランプレーでの獲得ヤードはわずか14ヤードと押さえ込んだ。

 しかし、シーガルズ戦ではパスで大きく攻め込まれ、またハスキーズに57ヤードTDパスのビッグプレーを許すなど、戦績データではパスディフェンスに課題があるよう見受けられる。

 一方、アサヒビールのオフェンスはQB東野、金岡の2枚看板が、今季も安定している。
 QB東野は、学生援護会戦では1試合を通じて出場し、少ないチャンスをしっかりものするなど仕上がりは上々。QB金岡も、初戦のレナウン戦で米国AFL(アリーナフットボールリーグ)仕込みのランアンドシュートを披露。キレとスピードで圧倒した。

 さらにRB波武名、花房も着実にヤードを稼ぐ。学生援護会戦ではベテランWR梶山も登場して2回のパスキャッチに成功している。

 アサヒビールにとっては日本一奪還を占うための、またON−SKYにとっては後半への巻き返しのためには落とせない重要なゲーム。
 第3節CENTRAL注目の大一番。キックオフが楽しみだ。