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解説記事
鹿島ディアーズ VS IBM BigBlue
チーム名 1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
鹿島ディアーズ 3 0 7 11 21
IBM Big Blue 0 6 8 0 14

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EASTに注目の新星!その名は「BigBlue」。
 2002年Xリーグ第1節最終戦。鹿島ディアーズとX初昇格のIBMBigBlueの一戦は、3Q終了時点で14−10とIBMが鹿島をリードするという展開。最後は鹿島が地力を発揮し、逆転に成功するが「IBM初見参」の印象は強烈なモノとなった。

 「6月からこのゲームを目標にしてきた」とIBMのアンドリュー・ディズニーヘッドコーチ。
 IBMはRB児玉のランでいきなり1stダウンを獲得。反対にDL武田、LB小西らのハードヒットで、鹿島が4回でオフェンスを終える立ち上がりは、波乱の予感を感じさせるに十分だった。

 それでも鹿島は強い。次のシリーズでQB鈴木からTE八百板、WR板井へのパスで一気に敵陣30ヤードと陣地を進めると、K田中が43ヤードのFGを成功させ先制する。
 しかしIBMも「オールマイティプレーヤー、ウチのキープレーヤーです」とディズニーヘッドの評価も高い新人RB徳地(関学大)が、鹿島ディフェンスを切り裂き敵陣へ。引き続き副将・RB児玉がロングランで、ゴール前18ヤードと運ぶがここからが進めず、FGも失敗で得点には至らなかった。

 この後は、IBMがやや押し気味にゲームを進めるもののパントの蹴りあいが続く。

 前半終了まで1分半となったところで、IBM自陣43ヤードからのオフェンス。QB柴田からWR天谷へのパスでダウンを更新すると、RB徳地、WR安田へのパスが連続して成功。ゴール前9ヤードと絶好の得点機を迎える。
 ここでQB柴田からエンドゾーン左隅に走り込んだWR安田へTDパスがヒット。TFPは失敗したものの、6−3とIBMがリードして前半を終える。

 この日の鹿島は、パスのキャッチミスが頻繁見られたり、要所でインターセプトを奪われたりと、いまひとつオフェンスにリズムが出ない様子。
 そのような中、ボールオン敵陣33ヤード。QB鈴木からWR関澤へパスで、4thダウンギャンブルを成功させると、敵陣21ヤードからRB堀口がドロープレーで一気にゴール前1ヤードへ。これをRB平手がねじ込んでTD(TFPキック成功)。10−6と逆転する。

 しかしIBMも負けてはいない。次のキックオフで、今度はリターナーに入ったKR徳地が、59ヤードのビッグリターン。IBMは敵陣31ヤードからの攻撃権を得る。
 ここでRB児玉のランでダウンを更新すると、ゴール前2ヤードから、再びRB児玉が持ってエンドゾーンに走り込みTD。TFPは2点コンパーションを成功させ、14−10とIBMが再逆転に成功する。

 「3Qまではウチのゲーム。でも鹿島はやっぱり強いね」(ディズニーヘッドコーチ)。4Qに入ると、鹿島怒濤の反撃が始まる。
 自陣29ヤードからのオフェンスを、RB平手のラン、WR板井へパスなどでゴール前6ヤードへと迫る。しかし今日の鹿島はここからのTDが決まらない。結局、K田中のFGで14−13と1点差に追い上げた。
 このあとも鹿島は、DB白井のパスインターセプトで得たチャンスも、DL石坂のQBサックで断ち切られる。

 強豪・鹿島といえどもベンチに焦燥感が漂いだした残り2分45秒。ここまでほぼ完璧なプレーをしていたIBMのQB柴田が、自陣でボールをファンブル。これを鹿島LB比留間が確保して、ゴール前1ヤードまでリターン。
 ここはRB平手がエンドゾーンをこじ開けてTD。さらに2点コンバーションも成功させ、21ー14と鹿島が再び逆転する。

 IBMも最後の反撃。敵陣30ヤードまで陣地を進めるが、QB柴田のパスをDB竹下がインターセプトして万事休す。結局、鹿島のニーダウンで試合終了。IBMは惜しい大金星を逃した。

 冷や汗の勝利に森ヘッドは「受け身になってしまっていた。全体的にプレーのリズムが良くなかった」と厳しい表情で語る。
 いずれにせよ、鹿島を苦しめたIBMの動向には、今後も注目したい。