富士通フロンティアーズVS クラブダイノス近鉄 |
“パワーアップ”富士通に“新生”ダイノス近鉄が挑む! 9月7日(土)大井第2球技場 12:00 |
2年連続FINAL6進出、昨年度EAST2位の富士通フロンティアーズと、合併により選手層も厚くなり上位進出を目指す“新生”クラブダイノス近鉄の一戦は、9月7日、大井第2球技場で行われる。 今季の富士通フロンティアーズは即戦力ルーキー11名を得て、さらに選手層が厚く、タレント性溢れるチームとして、大きく飛躍する年になる。 昨年度法政大の主将を務めた期待の新人・森山を含めたオフェンスライン陣は、楽々2チームは組める陣容。平均体重は113kgとXリーグ随一の破壊力を誇る。 QB中澤、木之下は共にプレイオフを経験し、勝負どころでの起用法が注目される。 2年連続リーディングラッシャーRB森本、飯島や、今季から主将のマルチバック高橋に、スピードとサイズを兼ね備えたWR水口、久保田他、スターター候補は他チームが羨む人材が揃っている。 精神的支柱DL岡の引退したディフェンスも、小田川、西、平井が十二分にカバー。LB陣も2年目の平本や副将・岡村、岡田がラン、パス共に強みを見せる。 さらに東カロライナ大から、この夏に加入した大型新人LBラフィーバーは不気味な存在となるだろう。 ダイノス近鉄は、旧ダイノスからメンバー23名、旧近鉄バッファローズメンバー25名、移籍&新人12名の計60名の大所帯となり、パワーアップした新チームとして秋季リーグ戦に臨む。 合併後最初の公式戦となったパールボウルトーナメント1回戦では、シルバーラークヒルズを相手に45−6と圧勝と好調にスタート切った。 2回戦のオンワードスカイラークスには敗れたものの、合併による戦力アップを示すのには充分な試合ぶり。ユニフォームデザインも一新し、心機一転上位食いを狙う。 オフェンスは、リーグワーストの得点力(1試合平均7.8点/2001年)から、どう立て直してこられるかが大きな課題だ。 ダイノス時代からオフェンスをリードしたQB大塚の後継者として、マイカルから移籍の奥、RB兼ねる海道、三重野ら若いQBが指揮をとる。 得点源は、昨季のチームリーディングラッシャーRB加藤、東洋大出身の新人・片山やEAST4位のレシーバーTE太田ら。彼らの活躍にオフェンスの浮沈がかかる。 ディフェンスでは、新人ながらディフェンスの中核を担うLB関口に期待が集まる。 地力から見ると富士通の有利は揺るがないところだが、アップセットも起こり得るリーグ初戦であることや、ダイノス近鉄の情報が少ないことから、ダイノスが一矢報いることが出来るかが焦点となる。 富士通としては、9月25日の日産戦の前に弾みをつけておきたいところだ。 |
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