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試合のみどころ
富士通フロンティアーズVS IBM BigBlue
ついにIT業界バトル実現!実業とは逆さ構図。
10月21日(月)東京ドーム 19:00
 XリーグEAST第4節。勝ち点6でFINAL6進出まであと1勝と王手をかけた富士通フロンティアーズと、X初昇格ながら勝ち点3を獲得しているIBMBigBlueが対戦する。

 富士通とIBM。共にIT業界では世界最先端の大企業である。
 大型汎用機の世界では70年代には象(IBM)と蟻(富士通)ほどの力関係から、富士通の大躍進で80年代には対等に渡り合うほどになった。
 パソコンの世界でも同様に業界を常にリードしてきたIBMに、90年代中旬から富士通が追随していくという、常に富士通がIBMの背中を見続けてきた。

 しかし、フットボールの世界では全く逆の構図だ。
 富士通は85年に創部し、88年社会人1部昇格。92年にブロック初優勝。00年、01年と連続でFINAL6進出、常に社会人のトップチームとして君臨してきた。
 これに対しIBMは、富士通より8年早い77年創部ながら、なかなか1部リーグの壁を破れず、長年の間、富士通と同じ舞台を踏むことはなかった。
 創部から25年目の今季、念願のXリーグに昇格。このIT業界トップの両企業チームが、日本フットボール界の最高峰、Xリーグの舞台でついに直接対決する。

 富士通はここまで111得点/24失点。攻守共に安定した戦いでダイノス近鉄日産LIONSを倒して3連勝してきた。
 今年もRB森本が既に431ヤードを獲得し、3年連続リーディングラッシャーへひた走っている。パッシングゲームでは、QB中澤と木之下が絶好調。二人で7TDパス、被インターセプトは0、成功率71%を誇る。
 今年から主将を務めるRB/SB高橋(睦)と、今春NFLヨーロッパで技を磨いたWR水口、抜群のスピードを誇るWR小島らに、バランス良くパスを投げ分けて、相手に的を絞らせないオフェンスを展開している。

 また、ディフェンス陣の成長も見逃せない。LB岡村、平本、北奥ら、若いLB陣がフィールド狭しと走り回り、3試合での総喪失距離は498ヤード(166ヤード/試合)と鉄壁だ。

 一方、初昇格のIBM。開幕戦では惜しくも敗れはしたが、鹿島を最後まで苦しめた。ダイノス近鉄戦では接戦を制し、Xリーグ初勝利。
 対日産では2TDを先制するも、結局は追いつかれてドロー。ここまで1勝1敗1分と、Xリーグ初昇格とは思えない堂々たる戦いぶりを披露している。

 特に、学生時代のオールスター選手を揃えたディフェンス陣の健闘が光る。13ターンオーバー奪取は、鹿島と並びダントツでリーグナンバーワンである。
 主将DL高橋、LB幡野、DB中村(法政大)、DL望月、LB菅田(関学大)や、DL武田、DB元野(立命大)ら、ここ数年、甲子園ボウルを賑わせている法政大、関学大、立命大のスタータークラスOBを中心に構成されており、フィジカルにも強く、経験も豊富だ。

 また、オフェンスの立役者は何と言ってもWR安田であろう。リーグトップタイの14捕球で210ヤード、3TDと数字的にも素晴らしいが、競り合いの強さとハンドテクニックはリーグ随一。
 タレント揃いの富士通DB陣とのマッチアップが楽しみだ。

 試合の注目は、富士通オフェンス対IBMディフェンスであろう。ラン、パスブロック共にコンビネーション抜群の富士通オフェンスラインに対して、どれだけIBMディフェンスがプレッシャーをかけられるか、がキーポイント。
 富士通RB森本のランをいかに止め、パスを投げさせてインターセプトを狙える展開に持ち込めるかが、ゲームを左右しそうだ。
 過去3試合同様、接戦に持ち込めればIBMにも勝機が見えてくる。

 富士通は、前節のLIONS戦での戦いぶりに見受けられるように、「心・技・体」と非常に充実している。
 大きなミスを犯さない限り実力優位は揺ぎないところであろう。この試合に勝利し、FINAL6進出を決めてしまいたいところだ。