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試合のみどころ
鹿島ディアーズVS 富士通フロンティアーズ
YOKOHAMA 3DAYS
EAST優勝決定戦!絶好調の両雄が相まみえる
11月3日(日)横浜スタジアム 12:00
 尻上がりに本来の調子を上げてきている4戦全勝の鹿島ディアーズ。今年こそ“打倒鹿島”に燃え、悲願の東京スーパーボウル出場を目指す富士通フロンティアーズ。
 今季絶好調の両雄が、最終節11月3日、横浜スタジアムでEASTディビジョン全勝優勝をかけて対決する。

 昨年も同ディビジョンの両チーム。急速に実力をつけてきた富士通が、鹿島の牙城を崩せるかが注目されたが、QB鈴木(和)が70%を超える成功率で次々なパスを決めると、ディフェンスも終始QB中澤にプレッシャーを与え続け、結局、鹿島の強さばかりが目立つゲーム展開となった。
 鹿島はリーグ戦全勝でディビジョン優勝。富士通も2年連続でFINAL6進出を果たしたが、共に初戦で敗退、後味の悪い2001年度シーズンになった。

 今春パールボウルを制した鹿島だが、Xリーグ初昇格のIBMに苦しみながらの逆転勝ちで、2002年シーズンの幕を開けた。
 オフェンスはパスのタイミングが合わず、ディフェンスもIBMのパスに翻弄されるゲーム展開に、激戦のEASTにおいて「鹿島危うし!」の声も囁かれたほどだ。

 しかし、次節のLIONS戦でその不安を一気に払拭した。昨年猛威を奮ったLIONSの様々のブリッツパッケージを見事にピックアップし、次々にパスを成功させ、44−0と一蹴。
 さらに第3節のダイノス近鉄戦では、今季最多の66点をあげ、ディフェンスも2試合連続完封と着実にチームを作り上げてきた。
 そして迎えた鬼門、第4節の日産スカイライナーズ戦。一時はQB岡本の操るオフェンスにリードを許すものの、後半には2本のTDパスで21−17と逆転勝ち。最終戦を待たずにFINAL6ファイナル進出を決めた。

 鹿島の今季の変革の一つは、QB鈴木(和)が学生時代から慣れ親しんだショットガンオフェンスの本格導入であろう。
 総獲得距離の70%をパスで稼ぎ、13TDはダントツでリーグトップの数字。昨年までの“板井偏重型”から、新人WR東畠らターゲットがさらに増え、的を絞り難くなったのが、他チームからすると脅威だ。
 ディフェンスでは、DT新井、佐々木らが木村、谷嶋の穴を埋め、LB岡橋も絶好調だ。

 富士通もまた3年連続FINAL6を目指すに相応しい戦い振りをしてきた。
 開幕戦では、オフェンスが7シリーズ連続を含む9TDの猛攻で、63−0とダイノス近鉄を簡単に退けると、続く日産には後半詰め寄られるものの、17−14で開幕2連勝。
 さらに真の王者を目指す為に真価の問われたLIONSとの一戦も、QB中澤からWR水口への先制ロングパスを皮切りに、RB森本の2TDランで31−10と乗り切り、一気にチームの勢いを加速させた。
 第4節の同業界対決・IBM戦では、今季Xリーグ最多の大観衆が見守る中、Xリーグの先輩の意地を見せつけ、24−13と快勝。3年連続FINAL6進出を決めた。

 今季の富士通は、既に3年連続リーディングラッシャーがほぼ当確しているRB森本(第4節までで506ヤード獲得)と、重量オフェンスラインとのタイミングが熟練の域に達してきた。
 さらに、QB中澤、木之下の併用も効果的で、ランで839ヤード、パスで694ヤードと、オフェンスのバランスが取れてきたのが心強い。
 ディフェンスも若いLB陣の成長が著しく、ディフェンスでの失点が僅か30点と安定している。

 勝敗の鍵を握るのは、まずは富士通オフェンスラインと鹿島ディフェンスラインの繰り広げるライン戦だ。
 昨年の富士通は、ラン、パス共に鹿島に全くオフェンスをさせてもらえなかった。特にQB中澤をプロテクトできるか否かが最大のポイントとなる。エースRB森本が徹底マークされることを予想すると、いかにリーグ屈指のパス守備を誇る鹿島に対して、効果的にパスを通していけるかに注目だ。

 ここまで、1027ヤード獲得とリーグナンバーワンの成績を誇る鹿島パスオフェンスに対する、富士通のディフェンスプランも見ものだ。
 LIONS戦でブリッツが効果薄であることを証明している鹿島オフェンスラインだが、富士通に奇策があるのか、正攻法でぶつかるのか、見どころは尽きない。