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試合のみどころ

立命館大学パンサーズVSシーガルズ
RITS vs GULLS のファイナルバトル!

 日本一の覇権を懸けて争う第56回ライスボウルが1月3日東京ドームにて行なわれる。

 ここ10年間の対戦成績は、社会人8勝、学生2勝と社会人優位の勢力構図が如実に現れているが、昨年は関西学院大学がアサヒ飲料の連覇を阻み、学生代表が6年ぶりの勝利を飾った。

 Xリーグ代表のシーガルズ。
 看板の強力ディフェンスを武器に無傷で東京スーパーボウルまで駒を進め、壮絶なディフェンスマッチで難敵・富士通を下して4年ぶり3回目の日本一まであと1勝にこぎつけた。

 オフェンスは、QB高橋が丁寧かつ大胆なクォーターバッキングでバランスアタックを牽引する。RB古谷、米田のラン、WR中村(敏)、SB清水(謙)、TE安東らへのパスで確実にゲインを奪う。
 ビッグプレーメーカーWR堀江は常に1発の脅威を秘めており、立命DB陣にとっては全く息の抜けない存在だ。
 ラン・パスいずれかが止められても相手ディフェンスに対応してゲームプランを立て直し、得点を重ねられる柔軟性を持ったオフェンスである。

 ディフェンスは1試合平均6.4失点とラン・パスどちらに対しても隙がない。"ゲット・ザ・ボール"をスローガンに7試合で19ターンオーバーを奪取してきた。
 DL阿部、主将LB遠藤が的確なプレーリードと思い切りの良いタックルで相手のランプレーに立ちはだかる。さらに"デンジャラスボーイズ"ことDB陣は、抜群のリアクションでXリーグのWR陣をシャットダウンしてきた。

 対する学生代表の立命館大学パンサーズ。
 宿敵関学を48−14で撃破し、4年ぶりの出場となった甲子園ボウルでも、初出場の早稲田大に51−14の大勝。対戦相手を圧倒的な力でねじ伏せてライスボウル出場権を手にした。
 1試合平均54.6得点の猛攻もさることながら、今シーズン1度たりとも相手にリードを許したことがないのは驚愕に値する。
 オクラホマ大直輸入のショットガン"RITSガン"オフェンスは破壊力抜群。主将RB磯谷、野本のパワフルコンビが力強いランでゲインを奪えば、WR冷水、木下を中心としたスピード溢れるWR陣がダウンフィールドで相手DBを翻弄する。

 このゲームでの最大の関心はQBの起用法だろう。甲子園ボウルMVPの“スーパーサブ”QB椙田か、ミルズ杯(年間最優秀選手賞)受賞のエースQB高田のどちらになるか。状況に応じての併用も十分に考えられる。

 ディフェンスに目を向けると学生トップレベルの選手が目白押し。DL平井、LB八木など1、2列目のパワー、スピードは秀逸。スクリメージライン上を支配する力強さはまさしく"アニマルリッツ"の象徴。
 DBは学生ナンバーワンの呼び声高いDB小路に注目したい。

 このゲームの最大の焦点は立命大オフェンスvsシーガルズディフェンスの攻防である。今季第1Qに失点を許したことがない立命大にとっては、先行逃げ切りパターンに持ち込むためにも、是が非とも先取点がほしいところ。

 総合力ではこれまで数々の修羅場をくぐってきたシーガルズにやや分がある。また東京ドームという立命大にとっては初めての試合会場、しかもインドアということもシーガルズに味方をするかも知れない。
 立命大ではこの試合環境面にもそうとう神経を使っており、年末年始の練習は「高い湿度と希薄な空気感を克服するためマスク着用で練習している」(古橋ヘッド)ほどだ。

 立命大が勝機を見出すには、強力なシーガルズディフェンスにランプレーを封じ込まれた時の打開策、DLのパスラッシュでプレッシャーをかけられなかった時のパスディフェンスの完成度が求められるだろう。

 シーガルズが3度目の制覇で、自身が持つXリーグ誕生後の最多優勝記録を更新するのか、それとも立命大が3度目の正直で初の栄冠を勝ち取り、チームの歴史に新しい1ページを刻むのか。
 2002年度シーズンの締めくくりに相応しい好ゲームが期待できそうだ。