イワタニ VS ファイニーズ・フットボールクラブ |
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前半の相次ぐミスでファイニーズが自滅 |
まだまだ夏を思わせるような暑さの中、WESTディビジョンの開幕戦、イワタニサイドワインダーズとファイニーズ・フットボールクラブの試合が行われた。 大幅な戦力アップにより、上位進出を狙うイワタニが前半から相手のミスを着実に得点につなげた。一方のファイニーズは前半ミスが相次いだ。 QB義永は立ち上がりのプレーでインターセプトを食らう。また自陣21ヤードからのプレーでは、QBとスナッパーのタイミングが合わずに、ファンブルロスト。 イワタニがそこからのオフェンスでQB大橋からTE武田へのパス、RB川田のラン、そして最後はWR藤井に6ヤードのパスを決めTD。先制点を奪った。 またイワタニは次の自陣29ヤードからのシリーズでも、着実に前進する。WR渡壁への19ヤードのパス、WR藤井、再び渡壁へもパスが決まり、ゴール前10ヤードまで攻め込むと、最後は27ヤードのFGをK仙波が決め10−0とした。 対するファイニーズも前半4分を残したところで、ようやくオフェンスにリズムが出だし、敵陣25ヤードまで攻め込んだ。 しかし、ここで再び義永が痛恨のインターセプトをDB阿部に食らい、しかも70ヤードのロングリターンを許し、ゴール前16ヤードからの攻撃権を与えてしまった。 ここからイワタニはQB松本がRB生島へ16ヤードのパスを決めTD。さらにリードを広げた。 またその直後のキックオフでは、ボールをリターンしたファイニーズKR徳重がボールをファンブル。リカバーしたイワタニはK仙波が34ヤードのFGを決め、前半終了間際に貴重な得点を追加し、20−0とした。 後半に入ってからは両チームとも攻めきれない。ファイニーズは主将LB濱田のインターセプトで得たチャンスもQB義永のパスが決まらずTDを奪えない。 また、敵陣34ヤードからのオフェンスでもRB徳重のラン、義永のパスとも不発でまたもや無得点に終わった。 そんなファイニーズがようやく一矢を報いたのは、試合終了まで3分ほどになった場面。自陣25ヤード、QB木下がパスの構えからスクランブル発進。ゴール前5ヤードまで走りこみ、最後は、ふたたびQB木下が左ロールから逆サイドに切れ込んでTD、ようやく7点を奪った。 しかし時すでに遅し。20−7でイワタニが白星を挙げた。 イワタニの森下監督は「私がイワタニに入って初めての初戦勝利です。前半はよいフィールドをもらって、それをよくモノにできました。ただ後半点が取れなかったのが、次への課題です。今季の目標は昨年1勝しかしていないので、1つでも多く勝って上に上がることです」と初戦勝利に笑顔で話していた。 一方、相次ぐ自軍のミスで敗れてしまったファイニーズの村田ヘッドコーチは「ターンオーバーを4回もされていては勝てません。前半のディフェンスは常にエンドゾーンを背負ってのプレーでしたからね。次までには、つまらないミスをなくすことをポイントに立て直してきます」と悔しそうに話していた。 |
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