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解説記事
オール三菱ライオンズ VS 五洋建設パイレーツ
チーム名 1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
オール三菱LIONS 0 14 7 13 34
五洋建設パイレーツ 0 21 7 10 38

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激しい点取り合戦を制し五洋建設が勝ち越し!

 オール三菱ライオンズと五洋建設パイレーツ。最後まで激しい点の奪い合いとなった試合を制したのは、Xリーグ復帰1年目ながら大躍進の五洋建設だった。

 「オフェンスの頑張りにつきる一戦」(五洋建設・主将DE久原)、「(今季は)ディフェンスがふんばってくれたおかげ」(五洋建設・QB君川)と、攻守のキーマンが、互いに健闘を称えあう姿が印象的だった。

 降りしきる霧雨。もやがかかる横浜スタジアムに照明が灯された。
 立ち上がりは息詰まるディフェンス戦。オール三菱QB木目田のメインターゲットWR千葉、五洋建設のエースWR松下、それぞれぴったりとDB陣がマークし、ロングゲインを許さない。
 互いに細かいゲインで前進するものの、得点圏に入るまでには至らず、無得点のまま第1Q終了。

 ところが第2Q直後にゲームが動き出す。五洋建設の先発QB君川が、WR松下へ47ヤードのロングパスを決め、一気にゴール前1ヤードに。
 1stダウンでは、オール三菱ディフェンス陣をかわしきれずTDには至らずも、すかさずQBを川嵜にスイッチ。ノーハドルでQB川嵜自身がねじれこんで先制のTDを決める。

 ここでモメンタムを引き寄せたい五洋建設は、続くオール三菱のオフェンスシリーズをきっちりパントに追い込む。
 五洋建設は、RB林、WR松下とつなげてエンドゾーンまで残り6ヤード。追加点のチャンスにWR海道へのTDパスを決め、14−0。沸き立つ五洋建設の応援席。

 次第に強くなる雨の中、オール三菱の猛反撃が始まる。
 ショットガン隊形からRB堀田、遠藤らのランを軸にドライブを重ねると、続けざまに2TDを奪い、14−14。試合を一気にふり出しに戻した。

 しかし五洋建設のWR松下が、オール三菱に傾きかけたモメンタムを奪い返すべく、この日一番の見せ場を作る。
 自陣30ヤードから、QB君川が放ったポストパスを70ヤードの独走でTD。一瞬、嫌なムードに包まれた五洋建設にとっては、まさに起死回生のプレーとなった。
 21−14と、五洋建設は今季初めてリードを奪って後半を迎える。

 後半に入っても、激しい点の取り合いは続く。
 後半開始のシリーズ、五洋建設RB林が中央をつくランプレーで追加点をあげれば、すかさずオール三菱RB堀田も3人抜きのオプションプレーでTD。28−14、28−21と、得点が次々と加算される。

 4thダウンでも、積極果敢にギャンブルを敢行してくるオール三菱に、リードを奪っても気を緩めることが出来ない五洋建設。
 K五十嵐のフィールドゴールで、まずは31−21と点差をひろげ、またしてもWR松下へロングパスでTDを決め、38−21と突き放す。

 17点差にも諦めることのないオール三菱オフェンス。QBを佐藤にスイッチして、最後の猛攻にでる。
 QB佐藤自身が14ヤードのTDランを決め、10点差で残り1分30秒。五洋建設のオフェンスにダウン更新を許さず、残り36秒。
 連続パスでロングゲインを狙い、最後はWR千葉へのTDパスを通すと、TFPを2ポイントコンバージョンを選択。
 しかしこれを五洋建設ディフェンスに阻まれ、ファイナルスコア38−34。4点差まで詰めよったが6秒を残し、最後は五洋建設QB川嵜のニーダウンで幕をとじた。

 ハドル後、宙を舞った五洋建設の左瀧監督。今季のMVPを「オフェンスは二宮、ディフェンスは高岸」と称えると、「来年は上位に勝てるチームをつくりたい」と顔をほころばせた。
 五洋建設は3勝2敗で3位が確定。オール三菱は4位となり、両チームともに2003年シーズンを終えた。