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試合のみどころ
オンワードスカイラークスVS アサヒ飲料チャレンジャーズ
注目対戦!好調ON-SKYにアサヒ飲料が挑む
11月30日(日)横浜スタジアム Kickoff 14:30

 横浜スタジアムで行われるFINAL6準決勝の対戦は、EASTを圧倒的な強さで制したオンワードスカイラークス(ON-SKY/EAST1位)と、昨年の社会人王者オービックシーガルズを、16−7で下したアサヒ飲料チャレンジャーズ(WEST2位)の戦いとなった。

 今季のON-SKYは、オフェンスの要であるQB冨澤の著しい成長が、チームをFINAL6に進出させたと言っても過言ではない。
 原動力となったQB冨澤は、最終戦となった富士通との対決でも167ヤードを獲得して、7年ぶりにXリーグパス総獲得ヤード記録を更新。
 さらにはリーグ戦でのパスTD総獲得13本、パス成功率は脅威の77.1%と、素晴らしい記録を残した。その結果、オフェンスはリーグ戦での総得点220点、一試合平均44点という爆発的な破壊力をみせつけた。

 これは「W杯に出場していろいろと経験できたことが大きい。相手の動きを見て落ち着いてプレーできるようになった。そして須永コーチのアイデアを自分たちのものにすることが出来た。その結果ライン、バックス、レシーバーとオフェンス陣が一体化した」と冨澤自身は分析する。
 ディフェンス陣も、富士通戦で好タックルを随所にみせ、相手のゲインを阻んだLB時本を筆頭に強力だ。

 一方のアサヒ飲料は、春からオクラホマ直輸入のショットガンオフェンスを採用した。
 昨年からの課題だった得点力は、QB桂のパス、そしてRB杉山ら豊富なRB陣のランでTDを重ね、山川監督が「導入1年目にしては良い内容」と評価する出来をみせる。

 FINAL6の一回戦で、オービックSディフェンスを翻弄したQB桂とRB中村(多)のパスフェイクからQB桂の独走TDは、試合の流れを確実に掴むスペシャルプレーだった。
 またTDが奪えなくとも、K橋本が42ヤードを2本、23ヤードを1本と、着実にFGを決めていく試合運びは、心憎いまでのベンチワークといえよう。

 ディフェンスは、リーグ戦5試合でわずか21失点。まだ万全とはいえないもののLB河口、石田らがケガから復帰してきたのも心強い。
 FINAL6での獲得ヤードで比較すれば、オービックSオフェンスに43ヤード上回られたが、エンドゾーンを死守し、1TDしか許していない。粘り強いディフェンスが身上だ。

 当然ON−SKYオフェンスは、QB冨澤を中心としたパスオフェンスを展開してくるだろう。この破壊力あるオフェンスを、アサヒ飲料の『粘りのディフェンス』がどこまで封じることができるかが、試合の勝敗を分けることになる。

 オンワードオークスとすかいらーくスカイラークスが合併してから3年目。チームとしては初の王座を狙うON−SKYと、2年ぶり3回目の頂点を目指すアサヒ飲料のFINAL6準決勝は、覇権をめぐって激しい戦いになるだろう。