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試合のみどころ
オンワードスカイラークスVS 日産スカイライナーズ
得点力のあるチーム同士!「大物食い」日産の挑戦。
9月23日(祝) 西武ドーム Kickoff 15:00

 CENTRAL第2節の注目の好ゲーム。「大物食い」の異名を持つ日産スカイライナーズが、ディフェンディングチャンピオンのオンワードスカイラークス(ON−SKY)に挑む。

 この両チームの対戦は昨年リーグ戦、今年のパールボウル準決勝と続いており、いずれもON−SKYの勝利となっている。が、その内容は大きく異なる。
 昨年のリーグ戦で、日産は前半途中まで接戦を繰り広げたものの、最終的にはON−SKYがダウン更新、獲得ヤードなど勝り、42−13と完勝した。
 しかし今春のパールボウルでは、日産が3Q終盤までリードを保つなどON−SKYに肉薄する。
 最終的には33−17と点差が開いたものの、内容では日産が、ダウン更新数やボール所有時間でON−SKYに勝り、獲得ヤードも日産268ヤードと、ON−SKY289ヤードとまさに僅差の試合となった。

 今回の試合も、見どころは両チームのオフェンスだと言えよう。
 その日産オフェンス。OL藤島を中心としたスピード豊かなOL陣のブロックから繰り出されるRB田辺、長谷川、望月、QB藤澤らのランプレーはまさに脅威。
 初戦のハスキーズ戦では、アベレージ6.1ヤードを記録しており、このランアタックがON−SKYディフェンスを苦しめることは必至だ。
 過去の対戦でも、日産はON−SKYに対し、ランの平均獲得ヤードは、昨年のリーグ戦で4.5ヤード春のパールボウルで4.9ヤードと高い数字を出している。

 その中でも特に注目したいのがハスキーズ戦で爆発したRB望月のダイブプレーだ。
 ON−SKYディフェンス陣は、初戦の東京ガスクリエイターズ・RB吉川のダイブプレーに走られていただけに、この試合でもRB望月がビッグプレーを連発する可能性は高い。

 日産として、不安材料があるとすれば反則だろう。
 ハスキーズ戦でも7回90ヤードとかなりのロスがある。上位チーム相手の試合では、こうした反則は命取りになりかねない。

 一方のON−SKYオフェンス、今シーズンは昨年にもまして強力になっている。
 初戦の東京ガス戦では、QB冨澤がパス成功率88%、255ヤードを記録し、チームとしてもパス獲得ヤード323ヤードを記録。  ここまでは昨年のON−SKYと同様だが、今年はさらにランでも、RB加畑、武田、杉原、石川らが251ヤードを獲得し、総獲得ヤードで574ヤードという驚異的なオフェンス力を見せつけている。
 さらに、リーグ戦は2シーズンぶりとなるON−SKYの“復活”RB杉澤のプレーも、楽しみな材料だ。

 能力の高いDL陣、LB陣が揃っている日産とはいえ、このオフェンスに苦戦を強いられることは間違いない。
 特にハスキーズ戦で、ロングパスのカバーに不安があった日産にとって、WR井本、WR浦、WR小川ら強力なディープターゲットへのパスは大きな脅威だろう。
 日産はいかにQBにプレッシャーをかけ、ディープパスを投げさせないかがカギとなりそうだが、その裏を狙ったスクリーンプレー、そして強力なランプレーと、まだまだON−SKYオフェンスには武器がありそうだ。

 強力なオフェンスを持つ両チームの戦い、激しい点の取り合いとなることは必至だ。
 日産の「大物食い」なるか。見逃せない一戦、西武ドームへGOだ。



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