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解説記事
立命館大学パンサーズ VS 法政大学トマホークス
チーム名 1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
立命館大学パンサーズ 3 7 14 14 38
法政大学トマホークス 7 3 7 0 17

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立命大が甲子園3連覇達成。WR木下が3冠獲得。
 「何かいつもと違う」。試合前から立命大の古橋ヘッドコーチは危機感を感じていたという。
 関西学生リーグ全勝決戦で関学大に敗れ、その勝利した関学大が今季不調のライバル京都大にまさかの敗戦を喫したことにより、巡ってきたリーグ同率優勝。
 プレーオフで、関学大との甲子園ボウル出場決定戦を「両チーム全員がぶっ倒れるまで全てを出し切って戦った」(古橋ヘッド)ことが、立命大選手の心身を確実に蝕んでいた。
3冠受賞のWR木下 (C)Makoto SATO  開始2シリーズ目。立命大QB池野からエースWR木下へのパスがテンポ良く決まり、敵陣27ヤードと攻め込み、主将K岸野がFGを決めて、立命大が3−0と、まずは先制。

 しかし次のシリーズ、関東を勝ち抜いてきた法政大の仕掛けが的中する。
 QB市川のパスを中心に陣地を進め、敵陣に入ったところで4thダウンからPに入ったQB菅原がパントフェイクのパス。これが決まってダウン更新に成功すると、そのままQB菅原が連続でパスを成功させ、ゴール前3ヤード。
 最後はらQB菅原が自らエンドゾーンに持ち込んでTD。法政大が7−3と逆転する。

 法政大は2Qにも、RB伊藤のオプションからのラン、QB菅原からRB丸田へのショベルパスが決まってロングゲインを重ね、敵陣26ヤードと攻め込むとK飯塚がFGを決めて、10−3とリードを拡げる。

 前半の立命大ディフェンスは、出足も鈍く、法政大が繰り出すオフェンスに翻弄され、オフェンスも「相手のブリッツにひっかき回された」(橋詰オフェンスコーチ)。 
 2Q10分4秒からのオフェンスシリーズ。KR木下の好リターンをきっかけに、QB池野からWR和田、本多へのパス、RB古川のランで、立命大がようやくドライブ開始。
 ゴール前6ヤードからQB池野が自ら走ってTD。10−10の同点とする。

 同点で迎えた後半開始早々、法政大にビッグプレーが飛び出す。
 後半開始のキックオフを、KRに入ったRB伊藤(敢闘選手賞受賞)がそのままリターンTD。17−10と再びリードを奪う。
 さらに続く立命大オフェンスのロングドライブも、ゴール前で法政大DB鹿島がFGブロックに仕留め、法政大のムードが高まる。
立命大DL紀平 (C)Makoto SATO  「後半、先制されても苦しさは感じなかった。皆が集中力を取り戻して、いいディフェンスが出来たと思う」(立命DL紀平)。ここから立命大ディフェンスが息を吹き返す。

 法政大のピッチミスからのファンブルを、立命大DL紀平がすかさずリカバー。ゴール前15ヤードとオフェンスにチャンスを渡す。
 ここはRB齋藤が力強く走ってTD。17−17とゲームをふり出しに戻す。

 さらに続く法政大オフェンスにも、立命大DL陣が前半とは別チームのような激しいラッシュを仕掛け、ファンブルフォース。ゴール前27ヤードで再びターンオーバーを奪い取る。 
 このチャンスもQB池野がWR木下に一発TDパスを決め、24−17と立命大が逆転に成功する。

 4Qには、QB池野から相手DBを振り切ったWR木下へ42ヤードロングボムが決まってTD。31−17とリードを拡げると、さらにTDパスを狙う法政大QB市川から、立命大DB内田がインターセプト。そのまま60ヤードを走りきってTDを奪い、38−17。試合を決定づけた。

 「今日はサインもハズれて、あちこちにミスも出て、負けても決しておかしくない展開。悪い流れを作ったのがディフェンスなら、いい流れを作ったのもディフェンス」と、古橋ヘッドコーチ。
 しかし「プレーオフを戦った関学大のためにも我々は負けるわけにはいかない、100%の力を出し切ろうと声をかけて、最後は選手達が応えてくれた」と、安堵の表情を浮かべた。

 ミルズ杯(年間最優秀選手賞)、甲子園ボウルMVP、NFL特別賞と3冠に輝いた立命大WR木下は「今日は調子も悪かったので勝ててホントに良かった。ライスボウルでは小路さんや野村さんに胸を借りるつもりでぶつかりたい」と、新春の対決に早くも闘志を燃やしていた。

 「後半のちょっとしたミスが失点に繋がってしまった。選手達は自分たちがやってきたチャレンジを積極的にやってくれた」と、法政大の大森監督。
 また今季から取り組んだショットガンオフェンスには「2人のQBは自分たちなりの働きが出来たと思う」と、手応えを感じていた。