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JAPAN X BOWL


試合のみどころ
松下電工インパルス VS アサヒビールシルバースター
 関西初の頂上決戦。JXBが神戸に上陸! 
2004年12月18日 Kickoff 17:00 @神戸ウィングスタジアム

 2004年度の社会人王座を決める第18回日本社会人アメリカンフットボール選手権・ジャパンXボウル。初の関西地区・神戸開催となった今年は、WESTの松下電工インパルスとEASTのアサヒビールシルバースターの対戦。
 社会人フットボールの歴史を育んできた東西の伝統あるチーム同士が激突という好カードとなった。
 松下電工は、過去8回出場の選手権最多出場記録を持つが、戦績は3勝5敗と負け越している。
 現在のXリーグ体制となってからも、3回の出場(97年00年01年)を果たしているが、いずれも栄冠にはあと一歩が届かない戦いが続いている。一方のアサヒビールは、過去7回出場。こちらは4勝3敗と選手権最多勝利記録を誇る。

 「銀の星(※アサヒビールのマーク)にはニガテ意識がある」と、言及する松下電工の村上監督。

 92年の社会人選手権(当時;東京スーパーボウル)の舞台で初顔合わせ。このときはアサヒビールが松下電工を破って社会人王座を獲得(アサヒビール21−7)している。
 Xリーグ体制となってからも、FINAL6で、97年98年、そして記憶にまだ新しい昨年の王子スタジアムで対戦、両チームのこれまでの対戦成績は、アサヒビールが3勝1敗と勝ち越している。
 松下電工にとっては「まともに勝った記憶がない」(村上監督)相手だ。

 今季の両チームは、互いにディフェンス陣がチームの勝利を呼び込んできた。
 松下電工は「スクリメージを支配する強力なDL陣と、俊敏な動きのセカンダリー陣を持つ完成度の高いディフェンス」(アサヒビール・深堀ヘッドコーチ)。
 対するアサヒビールは「オーソドックスながら、各ポジションに経験と実力が豊富な選手が揃った、勝負強いディフェンス」(松下電工・古本オフェンスコーディネイター)が特徴だ。特に、陣地を進まれても得点を許さない、レッドゾーンで驚異的な集中力を見せる“ラバー・ディフェンス”が、チームに勝利をもたらしてきた。

 この試合が、互いに点を奪い合うハイスコアリングゲームなることはありえない。
 両チームのディフェンス陣が踏ん張る中で、僅かなミスやチャンスの流れをきっかけに、オフェンスが得点に結びつけるという、ゲームの始まりから終わりまで、観戦する方も気が抜けない息詰まる接戦となるだろう。

 ゲームで最も注目したいポイントは、アサヒビールオフェンスが松下電工ディフェンスから何点奪えるかということだ。

 今季の松下電工ディフェンスは、WESTで4試合連続完封を記録、FINAL6の舞台でも、アグレッシブなオービックシーガルズのオフェンスを、味方のパントキックのミスから奪われたTD1本のみに封じ込めるなど、今季のXリーグ最強ディフェンスと言っても過言ではない。

アサヒビールQB金岡 (C)Makoto SATO  QB金岡(京大)、東野(立命)、有馬(関学)と、関西学生3強の元エースQBが揃い踏みするアサヒビールの豪華なQB陣。
 TE橋詰、黛、WR梶山らの勝負強いレシーバー陣に、RB伊是名、吉岡、新人RB野本、シーズン終盤から復帰してきたRB波武名らのRB陣。
 経験豊かなオフェンスラインに支えられた彼らバックス陣が、どのように“松下電工の鉄壁”を突破するのか見ものだ。

 注目は、2003年ドイツW杯・決勝戦MVPのRB波武名。怪我の復帰から徐々に調子を取り戻してきており、「試合のモメンタムを変えるプレーの可能性あり」と、深堀ヘッドコーチも大いに期待する。 

 松下電工ディフェンスとしては、どのような状況でフィールドに入ることになっても、焦らずにじっくりと守ることだ。今季のディフェンス力を持ってすれば、そう簡単に失点をすることはないが、怖いのはアサヒビールの試合巧者ぶりだ。

 相手の僅かな隙をついて、確実に決勝点を奪う。あたかも武道の達人のような試合運びに翻弄されると、今季のXリーグEASTやFINAL6で、アサヒビールと戦った相手チームのように、「あと一息で勝てる」と思っているうちにゲームが終わることだろう。

 松下電工のオフェンスも圧倒的な破壊力でハイスコアーを築くタイプではない。良く訓練されたOL陣とRBのコンビネーションで力強く陣地を進め、高橋公一、幸次のQB“ダブル”高橋が、要所でパスをヒットさせながら得点の機会をうかがう、着実なオフェンスが身上だ。

 ポイントは、敵陣30ヤードの得点圏に入ってからのオフェンスだろう。
 アサヒビール“ラバー”ディフェンスの本領は、まさにこの地点から発揮される。ここは確実にFGで加点しながら、チャンスがあればTDを狙いたい。
 そのためにも、FINAL6で開始早々に負傷退場した松下電工のエースK/P太田の復調が万全であることは、かなり重要になってくる。

 「第1Qから積極的に攻めていく姿勢で臨み、序盤から勝負」と深堀ヘッド。「自分たちのプレーに集中して、腰を据えた試合をしたい」と村上監督。
 今季の松下電工は、相手に先制を許したゲームがまだない。反対にアサヒビールは数々のシーソーゲームを制してきた。
 2004年Xリーグ最後の3時間ドラマが幕を開ける。1Q15分の真剣勝負。最後に笑うのは、果たしてどちらのチームとなるか。