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解説記事

阪急ブルーインズ VS ファイニーズフットボールクラブ
チーム名 1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
阪急ブルーインズ 0 6 0 0 6
ファイニーズフットボールクラブ 7 7 0 17 31

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ファイニーズが3年ぶりのXリーグ勝利で有終を飾る

 XリーグWESTの最終節。第1試合は、阪急ブルーインズとファイニーズフットボールクラブが対戦。ここまで未勝利チーム同士のサバイバルマッチは、最終Qに集中攻撃で突き放したファイニーズが31−6で圧勝。
 ファイニーズは2001年11月4日以来、3年ぶりのXリーグ白星を挙げてシーズンを終えた。敗れた阪急は入替戦への出場が決定した。

 負けられない一戦。立ち上がりからファイニーズが、オフェンスの牽引車・QB木下をランを軸に猛攻を仕掛ける。
 自陣25ヤードからのシリーズ。QB木下のオプションキープにRB徳重、池下のランを交えた連続アタックで次々とダウンを更新。敵陣30ヤード付近での4thダウンギャンブルも、QB木下からRB長坂、WR寒川らのリバースプレーで切り抜けると、最後はゴール前4ヤードからRB池下が飛び込んでTD。ファイニーズが先制に成功する。

 阪急も負けるわけにはいかない。2Qに入ってDB森田のパスインターセプトで攻撃権を奪いとると、QB橋本からのパスを受けたTE大脇が、粘り強いセカンドエフォートでダウン更新。
 さらに自陣40ヤード付近から、パスを受け取ったRB井岡が一気に43ヤードを走って、ゴール前へと陣地を進める。ここからもQB橋本からパスを受けたRB井岡がエンドゾーンを駆け抜けてTD、阪急のリーグ戦今季初得点を獲得する。
 しかしTFPのキックはブロックされ、6−7と同点には至らない。

 「今日は、要所できちんと流れを掴んだ」と、ファイニーズの濱田ヘッドコーチ。
 この直後のファイニーズ自陣23ヤードからのファーストプレー。QB木下がオプションキープから、相手ディフェンス陣を抜き去って一気に独走。77ヤードを走りきってTDを奪い、14−6。阪急の盛り上がりにダメージを与える一発。

 後半に入ると、互いのディフェンスが対応してパントの応酬。
 重苦しい雰囲気の中、僅かにパントのキックのいい阪急が、徐々にフィールドポジションを進め、ファイニーズ陣30ヤード付近で、4thダウンインチのギャンブルを敢行。
 ここで負傷を押して出場のLB石川が、反応よくRB井岡をロスタックルに仕留める。濱田ヘッドも「あそこがポイントだった」と振り返るこのプレーで、ファイニーズが盛り返す。

 阪急のパントスナップに乱れが出て、今度はファイニーズが敵陣39ヤードからの攻撃権を得ると、RB松陰のランでダウン更新。K鎧塚のFGにつなげて17−6とリードを拡げる。

 押せ押せムードとなったファイニーズ。自陣40ヤードからのオフェンスも、QB木下、RB長坂らのランで連続ダウン更新すると、敵陣33ヤードからピッチを受けたRB長坂がエンドゾーンに走り込んでTD。
 終了間際にも交代出場したQB荒木が、QB荒木からRB長坂、そのRB長坂がQB荒木にパスを決めるスペシャルプレーが決まってTD。結局、31−6と粘る阪急を大きく引き離して今季初勝利を獲得した。

 3年ぶりのX勝利にチームの喜びが爆発。胴上げまで飛び出したファイニーズベンチ。
 「今日はノーミス。いままで僅差のゲームを自分たちのミスで落としてきた」と、濱田ヘッドコーチ。2年前の悪夢がよぎるシーズン展開となった今季だったが「自分がキャプテンの時にX2落ちしただけに、なんとか責任を果たせて良かった」と、ひとまずは安堵の表情だ。

 一方、入替戦出場が決定した阪急の廣見ヘッドコーチは「個々のプレーで負けていなくても、チームとしての悪循環がシーズン中に断ち切れなかった。チームとしての一体感が出なかった。これから1ヶ月は、準備と練習をして入替戦に備えたい」と、来るべき戦いに気持ちを切り替えていた。