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試合のみどころ
アサヒ飲料チャレンジャーズVS 阪急ブルーインズ
互いに課題を持って戦いたいゲーム
10月24日(日)王子スタジアム Kickoff 13:40

 アサヒ飲料チャレンジャーズと阪急ブルーインズの一戦。3勝と3敗チームの対戦は、それぞれにテーマを持った戦いを期待したい。

 アサヒ飲料は、前日23日の松下電工インパルスvsアズワンブラックイーグルスの結果次第では、その時点でFINAL6進出が確定する(松下電工が勝利した場合に確定)。もちろんこの試合に勝利すれば、自力での進出を獲得する。

 今季は開幕からいまひとつすっきりしないアサヒ飲料。初戦のファイニーズフットボールクラブ戦、第2節の内外電機マーヴィーズ戦と、相手のディフェンスが良く健闘したとはいえ、最後まで相手を突き放すことが出来ずに僅差の勝利で乗り切った。
 「2試合の試練を受けて選手達が引き締まった」とアズワン戦後のアサヒ飲料・高橋ヘッドコーチ。シーズンの行方を決めかねないアズワンとの一戦では、エースRB杉山、ベテランRB中村(多)らが、それぞれ1TDを決める気合いの入った走り。
 エースQB桂も13回試投8回成功、109ヤードを獲得。ゴール前では自らのQBキープで2本のTDを決めるなど、ここ一番で結果を出した。

 しかし「少しは(オフェンスが)まとまってきたとはいえ、もっと出来るはず。大事な場面でやられたり、相手に対応出来なかったり、まだまだ」と高橋ヘッドコーチ。「このままでは松下電工にはとても勝てない」と、チームに警戒信号を出す。
 チームの目標であるWEST優勝、そして日本一を目指すためにも、この阪急戦をきっちりと引き締まった内容で勝利して、最終節の大一番に備えたい。

 オフェンスに関しては、この先もまだまだ準備が進むであろうから、この試合ではディフェンスの仕上がりに注目したい。
 強力ランアタックのアズワンを1TDに抑えたとはいえ、ゲーム序盤ではズルズルと相手のロングドライブを許すなど、かつての“ドリームD”と呼ばれた頃の力強さには至っていない。
 阪急にはRB井岡、三井と能力の高いタレントランナーがいるだけに、この試合で阪急の繰り出すランアタックを完璧に抑えられないようだと、まだまだこの先が厳しい。

 DL巌、宮原、西村、加藤らのタレント揃いのDL陣の踏ん張りに期待したい。またNFL−Eでの経験豊富なLB河口がここまで本領を発揮していないのも、ディフェンス陣が精彩を欠く要因だ。
 ファンならずとも、LB河口の活躍には最も注目が集まるだけに、NFL−E仕込みの華麗なディフェンスを存分に披露して欲しい。

 前節の内外電機との一戦で完封負けを喫し、阪急はいよいよあとがなくなった。
 もちろんこの試合にも勝利を目指して取り組みたいところだが、アサヒ飲料はそう簡単に勝てる相手ではない。むしろ最終節のファイニーズ戦に備えて、チームの課題を整理する戦いを心がけたい。

 ここまでの試合では、オフェンスのちぐはぐさが気になった。ランアタックが順調に進み、相手ゴール前まで陣地を進めても、そこから得点が出来ないのだ。
 「オフェンスが進んでも点が入らない、やがてディフェンスが切れる、阪急の悪いパターン」と阪急・野村ヘッドコーチ。このゲームでは思い切ったオフェンスプランで挑んでみるのも面白いかもしれない。

 おそらくアサヒ飲料は「全シリーズ得点と完封試合」を目標に攻めてくるだろう。阪急としては、相手をパントに終わらせるシリーズを一つでも多く、そしてアサヒ飲料から1本でも多くのTDを奪う。この積み重ねがなによりもチームに活気を呼び起こす。
 今季を悔いの残らないシーズンとするためにも、内容のあるゲームを期待したい。

 現在の戦力から考えてアサヒ飲料の絶対優位はまず動かないが、応援をしてくれるファンのためにも、互いに次につながるゲームを見せて欲しい。