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さくら銀行vs住友銀行

チーム名

1Q

2Q

3Q

4Q

TOTAL

さくら銀行 ダイノス

0

0

0

0

0

住友銀行 スプリングス

0

7

6

12

25


住友銀行が攻守で圧倒!6年ぶりの1部復帰!

 Xリーグ3年目となる来シーズン、1部の舞台で戦う権利を得るのはどのチームか。入替戦のトップを切るCENTRALのさくら銀行ダイノス(1部6位)と住友銀行スプリングス(2部1位)の1戦は、12月6日川崎球場で午前11時にキックオフされた。

 5年前の入替戦でも顔を合わせている両チーム。先にリズムをつかんだのはダイノスだった。最初のシリーズで敵陣36ヤードと絶好のフィールドポジションで攻撃権を得ると、QB中村(昌)からWR吉田へのスクリーン、TB黒川のオープンでゴール前へ。しかし、4ダウン10でFGフェイクからK合田がパスを試みたが失敗。続くシリーズでも相手ゴール前でギャンブル失敗と、詰めに甘さが残った。
 スプリングスは、TEをスプレッドさせたI体型からのダイブオプションが中心。第2QにFB佐原のダイブ、TE藤田へのパスでダウン更新を重ねると、最後はQB芝原が22ヤードを走り切り先制のTD。7−0で前半を折り返した。

 第3Qに入り、スプリングスはQB芝原が相手守備のハードタックルに遭い負傷退場。しかし、代わったQB大塚が冷静なリードを見せ8分12秒、TB笹川が2ヤードを走り待望の追加点。さらに第4Qにも笹川が2本のTDランを決めて勝利を手繰り寄せた。集中力の高い守備もDE内田、鈴木らが次々とキャリアーに襲いかかり、ダイノスを完封。終わってみれば25−0とスプリングスの完勝で、6年ぶりの1部復帰を果たした。


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レナウンvs学生援護会

チーム名

1Q

2Q

3Q

4Q

TOTAL

レナウン ローバーズ

14

3

0

6

23

学生援護会 ROCBULL

0

7

0

14

21


試合終了まで1秒。レナウンの逆転FG成功!

 住友銀行スプリングスの快勝の余韻が残る川崎球場。EASTのレナウンローバーズ(1部6位)と学生援護会ロックブル(2部1位)の対戦は午後1時半に開始された。

 ローバーズは第1Q、RB池田が好調ぶりを発揮。2本のTDランを決め、14−0と先行した。
 創部7年目、初のチャンスをものにしたいロックブルもここから反撃。第2Q3分57秒、QB荒木からWR佐々木への46ヤードのTDパスがヒットし1TD差に。一方、ローバーズはK前野が37ヤードのFGを確実に決め、17−7として後半に突入した。

 ロックブルが1TD、ローバーズが1FGを加え、20−14とローバーズ6点のリードで迎えた第4Q10分すぎ。ロックブルはゴール前3ヤードからRB松井が同点のTDを決めたかに見えたが、痛恨のホールディングで無効に。
 しかし、気を取り直したロックブルは10分52秒、QB荒木からのパスを受けたWR中島(清)がCBのタックルを振り切りTD。キックも白鳥が慎重に決めて21−20と逆転に成功した。

 ほぼ勝ちを確信したロックブル。しかし勝利の女神はどちらに微笑むか分からない。
 ローバーズ、最後の攻撃。QB勝山が短いパスを丁寧につなぎ敵陣32ヤードまで前進。クロックは残り6秒。ローバーズはタイムアウトを取り、K前野に全てを託した。

 49ヤードのFGトライ。ボールがホールドされ、前野の右足から蹴り出されたボールが大きな弧を描く。球場全体が悲鳴にも似た歓声に包まれる。滞空時間の長いキックは、ぎりぎりでゴールポストを通過し、23−21。
 2時間20分の熱戦は、辛くも古豪が新興チームを退け幕を閉じた。


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