最新情報 試合日程と記事 個人記録ランキング リーグ戦星取表 リーグ記録集 サイトマップ 関連リンク TOPページ

 昨季、圧倒的なパワーとスピードで並み居る強豪を次々に撃破、日本チャンピオンに輝いた鹿島ディアーズ。Xリーグ初の2連覇を目指すべく、ファイナル6に挑む。

 今季の鹿島ディアーズではQB川上のパスの好調振りばかりが話題になってきた。確かにリーグ戦5試合での川上のパス成績は110試投74成功(成功率67.27%)、965yd、13TDと上々のものだった。チームのトータル獲得距離が5試合で1945ydであるから、実にその半分の距離を川上ひとりの肩で稼いだことになる。

 ターゲットもワールドリーガーのTE板井、WR関、RB堀口など実に多彩だが、特にWR植村、椎野(修)の二人を頼りにしているようだ。WR植村の今季のキャッチは24回。椎野(修)は15回。二人あわせると39回のキャッチを記録しており、これは鹿島のパス成功回数74回の52%にあたる。つまり成功したパス2回のうち1回は植村か椎野(修)に決まっている計算になる。

 しかし今季の鹿島を語る上で、もうひとりのQB鈴木の存在を忘れてはならない。確かに今季の鈴木のパス成績は21試投11成功118ydと川上に比べればもの足りない数字であることには違いない。しかし逆にいえば鹿島は今季この二人のQBを完全に使い分けているということができる。つまり「得点を狙う」川上と「ボールコントロールする」鈴木という使い分けだ。

 QB鈴木のパス試投の少なさと、TDパス0という数字がそれを物語る。前半、パスの正確なQB川上で出来るだけ点を稼いでリードしており返す。後半に入って強力なディフェンスを背景にQB鈴木がランプレーで時間を消費して逃げ切る、という試合展開が今季の鹿島の「必勝パターン」ということが出来る。

 鈴木には「勝利を確実にする」という重責があるのだ。第4戦のリクルート戦ではこのプランが奏をなし、第4Qに実に9分以上ボールをキープしリクルートの反撃の機会を摘み取った。
 また、オンワード戦のように試合終盤に入って相手にリードを許している場合は、キャッチアップを狙って再びQB川上を投入する。もちろんこの鹿島のプランは強力なRB陣とそれを支えるOL陣、それに加えて自信をもって送り出すことができる守備陣あってこそ成立するものだ。

 RBにはお馴染みの堀口、関沢、児玉の「三銃士」に加えて新人RB池場が第4戦では追いすがるリクルートの息の根を止める独走TDを見せるなど、その大物振りを発揮。もはやRB「四天王」と呼んでもいい程の充実振りだ。
 守備にしても新人DL木下らの加入でますます厚みのでたDL陣、有澤、小川が健在のLB陣、佐藤、竹下が両端を固めるDB陣とまったく穴らしい穴は見つからない。

 つわものが揃ったファイナル6。2連覇を狙う鹿島の「必勝パターン」は果たして崩れることがあるのだろうか?


FINISH RESULT 1998
 9月11日 42-13 vsレナウンローバーズ
 9月23日 66- 0 vs三和銀行ラークヒルズ
10月 6日 34- 3 vs富士通フロンティアーズ
10月17日 28-20 vsリクルートシーガルズ
11月 4日 14-21 vsオンワードオークス
11月29日 FINAL6 13-38 vsアサヒビールシルバースター