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アサヒ飲料 VS リクルート

チーム名

1Q

2Q

3Q

4Q

TOTAL

アサヒ飲料 チャレンジャーズ

0

0

0

16

16

リクルート シーガルズ

0

14

0

7

21


SEAGULLS SCREAMING QUEST! QUEST!
アサヒ飲料後半の猛追も届かず!リクルートが決勝へ!



 2年ぶりの社会人制覇まであと一歩に迫ったリクルートシーガルズと、夢のアサヒビールとの対決まで、こちらもあと一歩と迫ったアサヒ飲料チャレンジャーズが対戦。
 前半は完全にリクルートペースだったが、第4Qにアサヒ飲料も追い上げを見せ、結局21ー16の接戦を制したリクルートが東京スーパーボウル出場を決めた。

 アサヒ飲料の守護神LB山田が怪我で欠場というリクルート攻撃陣有利な状況の中、リクルートは第1シリーズから積極的な攻撃を見せる。自陣8ヤードから、RB中野のラン、QB松本からSE堀江、河本らへのパスでまずは敵陣へ。
 ここから、RB亀山の中央のランや、河本への要所に決まるパスでゴール前5ヤードまで迫った。しかし、TDを奪うことができず結局FGトライ。K岩田の22ヤードのキックはポールをはずして、7分近くにわたったロングドライブを先制点につなげることができなかった。

 試合が動いたのは第2Qに入ってからだ。リクルートの自陣20ヤードからの攻撃で、まずパスを受けたSB安部が22ヤードを突進。ここから中野のランや、亀山、河本へのパスでゴール前15ヤードまで迫り、最後はWR脇田へのパスが決まりTD。7点を先制した。
 なんとか、抵抗だけでもしたいアサヒ飲料攻撃陣だが、失点した直後の攻撃では田中がプレッシャーを受けながら投じたボールをリクルートDBの久乗がインターセプト。そのままエンドゾーンに持ち込まれてTDされ14ー0とリードされた。

 その後はリクルートは前進しながらも反則などで得点に結び付けられず、一方のアサヒ飲料はボールを前に進めることが出来ない。
 ようやく第3Qの終わりにアサヒ飲料の自陣24ヤードからの攻撃で、QB田中からWR鶴亀、RB進藤へのパスと、QB田中が自ら持って走るなどしてゴール前28ヤードへ。そして最後は田中が倒されながらも投じた浮かせたパスを吉田がキャッチし、そのままエンドゾーン向けて走り、最後は飛び込んでのTD。第4Qにして、ようやく得点を奪うことができた。

 アサヒ飲料は、次のシリーズでも相手の反則に助けられゴールまで迫る。しかし、ここではTDを奪うことができず39ヤードのFGで3点を返すに留まった。
 迫られても動じないのがリクルートだ。直後の攻撃で、松本がテンポよくパスを決め一気にゴール前に迫り、最後は安部への15ヤードのTDパス。勝負を決めたかと思われた。

 しかし、その直後、アサヒ飲料もキックオフでリターナーの津乗が60ヤードのビッグリターンを見せる。ゴール前26ヤードからの攻撃でもいきなり鶴亀へのパスが決まってTD、21ー16まで追い上げた。
 第4Qのアサヒ飲料の猛追で急な展開を見せたこの試合だが、ここでジ・エンドとなった。

 D.スタントヘッドコーチは「楽しい試合でした。特にコーチと選手のコミュニケーションがよ く図れました。あとは次までに、QBの投げたボールをWRがしっかり取ることを直してきます」と接戦での勝利にも満足気だ。
 一方の藤田ヘッドコーチは「正直悔しい。とても残念です。ただ、トップレベルのチームとの試合を5点差で戦えたというのは、選手が得たものも大きいと思います」と、ベストメンバーで戦えなかったことが残念そうだった。


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