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 「Xリーグとなってから初めてリーグ戦を全勝で終えることができた。この意義が大きい」と最終戦となった日産プリンス東京との死闘を、勝利で飾った野田俊行監督は安堵の表情をみせた。
 昨年は惜しくもディビジョン3位にとどまり、3年連続ファイナル6進出を阻まれたオンワードオークス。今季は苦しい試合展開が続いたリーグ戦だったが、耐えに耐えてきれいに白星を5つ重ねた。

 今シーズンは初戦で宿敵リクルートといきなり対戦。後半リクルートの猛追撃を受けたが、20−14で辛勝。続く東京海上戦でも苦戦を強いられたが、19−13で連勝した。
 第3節の東京三菱銀行戦では、オフェンスが爆発して6TDを奪取。ディフェンスも頑張り完封勝ち。
 しかし、さくら銀行戦では再び苦戦。苦手とするオプション攻撃を展開するさくら銀行にディフェンスが手を焼き、第1Qに一時1点リードされるシーンがあったが、後半は攻守ともにペースを取り戻し、オフェンスは4TDをあげ、ディフェンスも得点を許さず今季チーム最高得点50点を獲得して4連勝を飾る。

 ファイナル6進出を決定させた日産プリンス東京との最終戦。13点以上の得点差で負けるとファイナル6に進めないという状況。オンワードは常に先手を奪いながらも苦しい試合展開。
 しかし今季リーグ戦を象徴するような粘りと我慢で28−23で勝利をおさめた。

 2年ぶり3回目のファイナル進出を決めた原動力となったのが、今季スターターQBを務めた富澤優一。
 「富澤は大きく成長したね。持ち味を十二分に出してくれた。スクランブルから無理に走ることをせず、冷静な判断を出来るようになった」と富澤の成長に目を細める野田監督。

 期待に応え、富澤は5試合で8TDをパスで演出。パス成功1回平均14・3ヤードと素晴らしい成績を残した。

 新人ながらわずか3試合の出場にもかかわらずチーム最多の7TDを記録したRB杉澤浩二(東海大)の大活躍も大きかった。富澤同様、チームをファイナル6に進めた原動力といっていいだろう。
 杉澤は大一番のリクルート戦で2本、日産プリンス東京戦では3本のTDを奪った。いずれの試合も先制TDをあげ、ランアタックの中心選手として勝利に大きな貢献を果たしてきた。

 今季の目標は「RETURN TO GLORY」
 92年以来遠ざかっている日本一。栄冠奪還のためにさらなる試練が待ち構える。



FINISH RESULT 1999
 9月13日 20-14 vsリクルートシーガルズ
 9月27日 19-13 vs東京海上ドルフィンズ
10月 9日 40- 0 vs東京三菱銀行センチュリアンズ
10月16日 50-14 vsさくら銀行ダイノス
10月30日 28-23 vs日産プリンス東京スカイライナーズ


  99年リーグ戦の戦績

SCORE

1Q
2Q
3Q
4Q
TOTAL
総得点
40
51
14
52
157
Avg(5試合)
8.0
10.2
2.8
10.4
31.4
総失点
14
25
3
22
64
Avg(5試合)
2.8
5.0
0.6
4.4
12.8

OFFENSE

PASS
ATT
AVG
RUSH
ATT
AVG
TOTAL
ATT
AVG
総獲得ヤード
993
119
8.3
806
174
4.6
1799
293
6.1
Avg(5試合)
198.6
23.8
8.3
161.2
34.8
4.6
359.8
58.6
6.1

DEFENSE

PASS
ATT
AVG
RUSH
ATT
AVG
TOTAL
ATT
AVG
総喪失ヤード
756
129
5.9
629
153
4.1
1385
282
4.9
Avg(5試合)
151.2
25.8
5.9
125.8
30.6
4.1
277
56.4
4.9